サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「スティッフェリオの一発ある」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「スティッフェリオの一発ある」

 今週は3日間開催。関東におけるメインは、セントライト記念だ。伝統ある一戦で菊花賞のトライアルレース(3着までに優先出走権が与えられる)。

 ただ、関西で2つあったそれが神戸新聞杯に統合され、距離が2400メートルに変更されて以降、セントライト記念で勝ち負けして本番でも──という馬はきわめて少なくなった。

 一昨年の勝者キタサンブラックが勢いに乗って、そのまま菊花賞馬になってはいるが、あとはホオキパウェーブ(04年2着)、スカイディグニティ(12年2着)ぐらい。本番の舞台が関西だけに、重きは神戸新聞杯に明らかに移行したと言えるだろう。

 が、今年の顔ぶれは、なかなかだ。皐月賞馬アルアインを筆頭として、ラジオNIKKEI賞を制した無敗のセダブリランテスなど、将来を嘱望されている好素材がそろっている。そうした値踏みを含めて、実に注目すべき菊の前哨戦と言っていいだろう。

 このレースに馬単が導入された02年以降、これまでの15年間、その馬単で万馬券になったのは5回(馬連2回)。この間、1番人気馬は5勝(2着3回)、2番人気馬は2勝(2着4回)。そう大きく荒れることは少なく、実績ある有力どころは、軽く見てはいけないことがわかる。

 例えば、有力候補の一角アルアインは、2000メートル前後がベスト距離と見られ、ここで勝ち負けしても長丁場である菊花賞に向かわない公算が大きい。そうであれば、よけいにここは単なるステップ台と見るべきではないだろう。

 それでも前述したように今回は好素質馬ぞろい。ここにきて大きく成長してきた馬が多く、実績で勝っているからといって、額面どおり有力どころに高い評価を与えていいかどうかは微妙なところだ。

 とにもかくにも、人気勢は休み明けが多く、本番の出走権をほぼ得ている。であれば、ここで全力投球ということはしないだろう。3着以内に入って何としても菊花賞の出走権を──という馬に目をつけるのが、馬券の筋ではないか。

 狙ってみたいのは、そんな1頭であるスティッフェリオだ。

 まだひ弱さが抜け切れず、完成途上。が、それでも素質はかなりのもの。

「サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「スティッフェリオの一発ある」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 9/21号スティッフェリオサンシロウ水戸正晴競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る