【プロ野球】大松尚逸(ヤクルト)、田中浩康(DeNA)ら「戦力外通告→他球団テスト→移籍」組はどうなった? (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■捕手・内野手編

田中浩康(DeNA、ヤクルトから移籍)
58試合:打率.208/1本塁打/20打点

大松尚逸(ヤクルト、ロッテから移籍)
83試合:打率.162/3本塁打/13打点

細川亨(楽天、ソフトバンクから移籍)
18試合:打率.111/1本塁打/1打点

猪本健太郎(ロッテ、ソフトバンクから移籍)
8試合:打率.143/0本塁打/2打点

岩崎達郎(中日、楽天から移籍)
1試合:打率.000/0本塁打/0打点

 今回取り上げる選手のなかで、もっともチームに貢献しているのは田中浩康(DeNA)だろう。打率は2割そこそこながら、得点圏打率は.310で20打点。小技もできて、守備固めとしても使える融通性がある。

 DeNAのラミレス監督とは、ヤクルト時代のチームメイト。気心が知れている面もプラスに作用したのだろう。古巣・ヤクルトでのコーチ要請を断って現役を続行した甲斐があった。

 サヨナラ本塁打を2本放っている大松尚逸(ヤクルト)も、左の代打として貴重な働きを見せている。ただ、8月以降は24打数1安打と不振。残り試合も少ないので、なんとかもう一度、調子を上向きにしたいところだ。

 経験豊富なベテラン捕手の細川亨(楽天)は、新天地では18試合出場と、活躍度はいまひとつ。猪本健太郎(ロッテ)は8月29日のオリックス戦でプロ入り初打点を記録。もうひと花咲かせられるか。岩崎達郎(中日)は、育成契約から7月10日に支配下選手となったが、1軍での出場は8月22日の巨人戦1試合のみとなっている。

■外野手編

柴田講平(ロッテ、阪神から移籍)
17試合:打率.121/1本塁打/2打点

榎本葵(ヤクルト、楽天から移籍)
9試合:打率.143/0本塁打/0打点

 柴田講平(ロッテ)は7月12日の西武戦での守備固め、榎本葵(ヤクルト)は5月14日の中日戦での代打三塁ゴロを最後に1軍での出場はない。このままシーズンを終えるようだと、来季の現役続行が微妙になってきそうだが……。

(※記録は9月10日終了時点)

文=藤山剣(ふじやま・けん)

【関連記事】
「【プロ野球】大松尚逸(ヤクルト)、田中浩康(DeNA)ら「戦力外通告→他球団テスト→移籍」組はどうなった?」のページです。デイリーニュースオンラインは、田中浩康大松尚逸野球太郎プロ野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る