安室奈美恵が選んだ”美しい引退劇”でライバル・浜崎あゆみの苦境ぶりが浮き彫りに

デイリーニュースオンライン

Photo by jagged-eye(写真はイメージです)
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 安室奈美恵(40)が来年9月16日での引退を発表し、日本中が驚きに包まれた。それを受け、一部スポーツ紙は「『NHK紅白歌合戦』に大トリ出場を果たすことが確実になった」とも報じ、また「安室が京都市内に2億円の超高級マンションを購入した」という情報も飛び交っている。SNSメディアでは概ね「美しい引き際」「残念すぎる」「トップアーティストのまま辞めるのが素晴らしい」と惜しむ声が上がっている。

 だが、そんな安室奈美恵の美しすぎる引退に、思わぬ「とばっちり」を食らっているアーティストがいるという。

「安室のきれいな退き方のせいで、浜崎の”必死さ”が浮き彫りになりました。安室が引退を発表した同じ20日に、浜崎はセレブ感を全面に押し出して『買い物する姿をパパラッチに撮られた』という設定でインスタグラムを投稿。彼女自身の『久々にやられました パパラミッチ』『ほんとこっそり撮るよね笑』というコメントにはフォロワーも苦笑い。安室の引退発表があった後は、続々と『どうして安室とこんなに差が付いた』『もう無理するな』といった批判コメントが書き込まれていきました」(週刊誌記者)

 浜崎といえば90年代後半から00年代前半にかけて、CD総売上枚数5000万枚を記録し、安室と人気を二分するavexの歌姫だった。だが、近年は『M(A)DE IN JAPAN』(avex trax/16年)の初日売上枚数も2万枚に満たなかったなど、CDは売れず、コンサートも赤字で予算を下げられない事務所は頭を抱えているとも囁かれていた。それなのに彼女自身から発信される情報は「セレブ感」や「大物感」を強調した情報ばかり。視聴者からは「なぜ」「本当なのか」の声が多く聞かれていた。

「一番痛々しかったのは6月19日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)でしょう。自宅にお手伝いさんが『5人くらい』いて、建物内にヨガのインストラクターを住まわせていると発言。さらに『スマホの使い方を知らない』と超大物風のエピソードに、その日は25名のスタッフを引き連れてスタジオ入りしたところを撮影させています。さすがに、このアピールには視聴者も『そんなに人が必要なのか』『虚言癖では』と呆れ、長年のファンさえも『頑張らなくてもいいんだよ』と嘆いていました」(前出・記者)

 この「セレブ路線」以外にも、浜崎はSNSで迷走を続けている。水原希子の”ノーブラ写真”が話題になったら乳首すけ写真(17年5月21日)をインスタグラムに投稿、また米国セレブのタトゥーが話題の時は背中もあらわに入れ墨写真(16年2月29日)を公開、そして女優のすっぴん写真が流行ればあどけなさを演出したすっぴん風(16年3月9日)をアップしている。

「安室が常に新しい試みで世間の心を掴んだのとは対照的に、浜崎は完全に流行の後追いで自身のブランディングに失敗した印象。安室は引退表明のコメントに書いているよう『私らしく』を大切にしています。昨年8月25日発売の『女性セブン』(小学館)に息子と渋谷を歩く姿を撮られていますが、セレブでも大物でもない、ごく自然体の母と子の姿に浜崎とは違って、『いい年のとり方をしたな』と皆が思ったのでは」(前出・記者)

 顔のわずかな経年変化さえも「劣化」などと揶揄される昨今、芸能界で自然体を保ち続けるのは至難の業である。浜崎はかつてのライバル歌姫・安室奈美恵の引退に何を感じるのだろう。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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