9月20日に放送された特別ドラマ『地味にスゴイ！DX　校閲ガール・河野悦子』（日本テレビ系）の視聴率が、10.4%（ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同）だったことがわかった。

　本作は石原さとみ（30）を主演に据え、昨年10月期に放送。今回は2時間スペシャルドラマとして復活した。石原をはじめ、菅田将暉（24）や本田翼（25）といった主要キャストたちも再集結。さらに今回は、石原の異動先の編集長役として木村佳乃（41）、菅田の担当編集者役に佐野ひなこ（22）も加わるかたちとなった。

　本作は連続ドラマ放送時も、常に視聴率は2ケタ台をマーク。全放送回の平均視聴率は12.4%を記録している。同時期に放送された米倉涼子（42）主演の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』（テレビ朝日系）や、新垣結衣（29）主演の『逃げるは恥だが役に立つ』（TBS系）に次ぐヒットドラマとなった。今回のスペシャルドラマでも、視聴率が2桁台をキープできたことから、続編を望む声も寄せられているようだ。

「ドラマの最後には、『次回、地味にスゴイDXハイパー』という一文が公開され、赤字の校閲訂正が入れられるという部分がありました。この部分に反応した視聴者からは、ネットでは続編を望む声が寄せられているようです。反響も大きいので、連続ドラマではなくとも、また何らかのかたちで放送することを考えていると思いますよ」（芸能記者）

　今期放送された高畑充希（25）主演の『過保護のカホコ』（日本テレビ系）も、スマッシュヒットさせた水曜22時枠だが、日本テレビとしても、この勢いを今後も持続させたいというのが本音なのかもしれない。

■視聴者をもやもやさせるあの二人

　そんな続編を望む声も高い本作であるが、その一方で、ある共演者同士のロマンスが一部視聴者を〝もやもや〟させているようだ。

「菅田と本田の交際報道です。二人は今年4月に熱愛報道が一部スポーツ紙で報じられました。双方の所属事務所はそれぞれ『友人・共演者の一人』としてコメントしており、それ以上の後追い報道もありませんでした。しかし、二人はこのドラマをきっかけに関係を深めていったことも報じられていたため、今回それを意識していた視聴者もいたようです。なかには『二人が付き合っているのか気になって内容が入ってこない！』という声もあったとか」（前出・芸能記者）

　ちなみにドラマ本編では、菅田と本田の共演シーンが流れることはなかった。こうした部分も、一部ではこの熱愛騒動を配慮したのではないかとも言われている。

　ただ現在のところ、本田と菅田の関係が発展したといったような報道はされていないため、実際には交際はなかったという話もあるようだ。

「これまでも菅田は二階堂ふみ（23）や小松菜奈（21）とも噂がありましたし、本田も三浦翔平（29）との交際説がありました。“共演者キラー”といわれるほど、どちらもモテるので、火遊び的な関係だったということでしょう。こういった報道はお互い定期的に続くのでは」（同・記者）

　石原さとみの交際報道も気になるところで、ドラマ続編の放送が決定となった場合は様々な話題を呼びそうだ。

文・海保真一（かいほ・しんいち）

※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』（宙出版）ほか多数。