山下智久『コード・ブルー』の大成功で木村拓哉の立場に微妙な変化が

デイリーニュースオンライン

Photo by Sgt. Duke Tran(写真はイメージです)
Photo by Sgt. Duke Tran(写真はイメージです)

 月9ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)が、平均視聴率16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という最高視聴率で終了した。現在この結果が、フジテレビ内のさまざまなところに影響を与えているようだ。

 2017年に入ってからは、西内まりや(23)主演の『突然ですが、明日結婚します』や嵐の相葉雅紀(34)主演の『貴族探偵』(ともに同)が、全話平均1ケタ台と散々な結果で終わるなど、本作放送前までの作品は、平均視聴率が2ケタとなることは稀であった。“月9消滅論”さえ囁かれていたが、これを何とか『コード・ブルー』が歯止めをかけるかたちとなったようだ。

 映画化の話もまとまり、ますますフジテレビが力を入れる『コード・ブルー』だが、同時にこの波にプレッシャーをかけられているのが、ジャニーズ事務所のようだ。とくに木村拓哉(44)にその視線が大きく向けられているのだという。

 木村主演の映画『マスカレード・ホテル』が来年に公開されます。この映画は、フジテレビと東宝が制作した作品で、フジテレビは今後この宣伝にも力を入れることになると言われているようです。木村にとっては、事務所とフジテレビの期待を一気に背負うかたちになってしまいました。映画がコケてしまえば、『コード・ブルー』の主演である山下智久(32)の顔にも泥を塗ってしまいます。同時に木村自身の評価も大きく下がってしまうでしょう。また、フジテレビにとっても『コード・ブルー』で復活した勢いがまた衰えてしまうことになりかねない」(芸能記者)

 木村にとっては、次の仕事を左右する分岐点となるようだ。

■打ち上げで見せた“積極的なあいさつ回り”

 また木村といえば、来年公開予定の映画にもう一作、嵐の二宮和也(34)と主演をつとめる『検察側の罪人』がある。9月19日発売の『女性自身』(光文社)では、本作の打ち上げの様子が報じられた。記事によると木村は、原田眞人監督(68)をはじめスタッフの一人ひとりに律義にあいさつ回りをしていたという。ちなみに打ち上げでは、二宮は番組収録のため欠席、ヒロインをつとめた吉高由里子(29)も、胃腸炎を理由に欠席したという。

「木村からすると、現在自分についている悪役のイメージを払拭したいと考えているのでしょう。自身のマネージャーもつけず、ひとりであいさつ回りを行ったのも、仕事激減を恐れて自主的に考えたことなのかもしれません」(前出・芸能記者)

 撮影現場では後輩役者の吉高から「タクちゃん」と呼ばれていたようだが、それに対しても嫌な顔をすることなく、吉高を可愛がっていたという。こうした一面も、イメージアップの一環なのかもしれない。

 また木村にとっては、ジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎(43)・草なぎ剛(43)・香取慎吾(40)の存在も、大きく影響しそうだ。

「現在、事務所退所組はSNSでアカウントを開設するなど、ジャニーズ時代では禁止されていたインターネットでの露出を急加速で進めています。この動きは今後さらに加熱し、これまで獲得できなかったファン層も取り込む可能性があります。こうした状況で映画がコケてしまった場合、いよいよジャニーズだけでなく、俳優界からも木村の居場所がなくなってしまうかもしれません」(同・記者)

 自身が“ご隠居ジャニーズ”としてフェードアウトしてしまうことだけは、避けたいところだろう。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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