中居正広にテレビ業界への未練?新しい地図:新SMAPを拒否した”本当の理由”
ジャニーズ事務所退社が確実視されながら、一転残留を決めた中居正広(45)。その理由について、本人は固く口を閉ざしたままだがある見方が浮上している。10月3日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)は、中居正広の地上波テレビの仕事へのこだわりの強さが事務所残留につながったと指摘した。
退社した香取慎吾(40)ら新しい地図:新SMAPの3人は、インターネット放送のAbemaTVなどネット方面に活躍の場を見出そうとしている。この背景について、『週刊女性』は古巣のジャニーズへの配慮が働いているとしている。つまり、ジャニーズが手を付けていないネット分野に活路を見出し、地上波でのバッティングを避けることで古巣の反発を避ける狙いがあるようだ。
ただ、バラエティや歌番組のMCでひっぱりだこの中居はテレビ分野の仕事への思い入れが強い。このため、ネット志向の退社組と歩調にずれが生じた可能性があるようだ。
「中居は、テレビ番組のための専門スタッフをそろえています。退社を見送ったのは、これらの制作陣を見捨てられなかったとも伝えられています。テレビに育ててもらったという意識も強く、テレビ業界へのこだわりは人一倍です」(テレビ局社員)
こうした中、中居のテレビ番組での発言が騒動を巻き起こした。
■中居の発言巡り日テレが『ザテレビジョン』に抗議
『週刊ザテレビジョン』(KADOKAWA)は8月30日の発売号で、9月5日放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)において中居が、稲垣吾郎(43)の放屁エピソードを披露すると伝えた。しかし、稲垣の退社が押し迫った時期だっただけに本番ではカット。このため、読者から「忖度したのでは」と日テレに対する疑念の声が浮上。結果的に、日テレが『週刊ザテレビジョン』に抗議する事態となったのだ。
「日テレが事前の記事チェックを十分に済ませなかったのに、余計な記事を書かれてトラブルに巻き込まれたという被害者意識が働き、出入りの『週刊ザテレビジョン』を八つ当たりしたということです」(芸能誌記者)
かつての仲間よりもテレビを選択したとされる中居。確かに、テレビ界での存在感は揺るぎないものとなっている。テレビの大御所・中居には新しい地図の3人だけでなく局そして出版社をも翻弄されているようだ。
- 文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)
- ※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。