新型日産・リーフ登場間近!電気自動車(EV)の現状の問題点をまとめてみる (3/4ページ)

イキなクルマで

日産がリーフを発売する前までは、電気自動車といえばモーターショーなどでおなじみのコンセプトカーを始めとする、ゴルフカートのような都市型コミューターとして紹介されてきました。2人乗りのプラスチック製の軽量ボディをまとったコミューターは、マイカーとは無縁の存在でした。

初代リーフはまったく普通の乗用車のように販売され、何も説明されなければ電気自動車を意識しない車種でした。それでも、あえて先進性を示すために、グリルレスのフロントや個性的なテールエンドなど、個性的すぎるデザインが 電気自動車を主張してきました。

これが新型リーフになると、その特別感はなくなり、人気コンパクトカーのノートと並んでいても、まったく違和感を感じず、居住性能や積載性もコンパクトカーの標準以上の出来栄えになっています。

次ページ 電気自動車(EV)の問題点その4

■電気自動車(EV)の問題点その4:価格

航続距離だ、充電だと電気自動車(EV)を買わない理由は多くあげられますが、もしガソリン車より安ければもっと早くに普及していたでしょう。しかし、実際にはどうクラスのガソリン車の2倍ほどの価格なのが現状です。

新型リーフの価格を見てみると、ベースグレードの「S」でも3,150,360円。これは割高で販売が低調なプリウスPHVとほぼ一緒。プリウスなら240万円台、アクアやフィットハイブリッドにいたっては200万円を切るグレードでも充分な装備がついてきます。

つまり、同クラスのハイブリッド車に対して100万円以上出す価値があるのかが問題になっていて、これまでは「ない」というのが一般的な反応でした。

電気自動車(EV)の値下がりと補助金

それでも、新型となったリーフは従来型よりも、航続距離がのび、安全装備などもも充実、質感もとかくなっているのに価格は17万円ほど値下がりしています。さらに航続距離が延びたことにより、クリーンエネルギー補助金も40万円に増額。実質的な負担額はプリウスやC-HRの中間グレードあたりとなってきています。

「新型日産・リーフ登場間近!電気自動車(EV)の現状の問題点をまとめてみる」のページです。デイリーニュースオンラインは、日産電気自動車解説コラム社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧