小池百合子、旋風起こせず?政権選択選挙ではなく小池評価選挙の雲行きに (1/2ページ)

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小池百合子、旋風起こせず?政権選択選挙ではなく小池評価選挙の雲行きに(写真はイメージです)
小池百合子、旋風起こせず?政権選択選挙ではなく小池評価選挙の雲行きに(写真はイメージです)

 不協和音を 僕はおそれたりしない 嫌われたって 僕には僕の正義があるんだ

 アイドルグループ『欅坂46』のヒット曲<不協和音>を着メロに。さらに「カラオケで<不協和音>を歌いたいよ」と嘆いてみせて、にわかに好感度が上がったのが枝野幸男氏(53)。言うまでもなく民進党の前・代表代行だったが、<立憲民主党>を立ち上げたばかり。元々アイドルオタクとして知られていたが、人気急上昇中の『欅坂46』(注1)に絡んだことで、さらに注目された?

 それも少しはあるかも知れないが、何といっても枝野株を押し上げたのは元<政界のアイドル>小池百合子都知事(65)だろう。彼女が代表を務める<希望の党>が、民進党を飲み込む過程で枝野氏らを排除。生き残りをかけた新党立ち上げへの判官びいきと、結果的に筋を通した形(注2)となったからか。

 ──安倍晋三首相(63)の解散宣言とほぼ同時に始まった<小池劇場>は、毎日のように話題を提供。特に以前の政策や主張をアッサリと捨て、正反対へ転向した元・民進、現・希望の党公認候補者たちの恥知らずぶりは、大きくクローズアップされた。結果、はじかれたのが左派の菅直人(70)、辻元清美(57)、福山哲郎(55)らの各氏。民進党不人気の原因ともいうべき嫌われ者たち(注3)を拾ったのに枝野氏の株が上がるのは、小池知事への反発が強まっているということだ。

 そもそも小池知事は都政を停滞させたあげく放置、民進党の組織と金を奪いに行ったが党員は峻別、国政政党の代表に就きながら、自ら国政へは出ない……。エゴ剥き出しの無責任、常に抽象的なイメージだけの風見鶏、組織や体制を壊すだけ壊しておいて後は知らん顔。要するに彼女の政治家としてのやり方は、何も変わっていない。

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