日本のマスコミは中国レベル?安倍首相のTBS出演時に露呈した”偏向報道の実態” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 共産党政府が独裁的な体制を敷く中国では、当然、偏向報道が行われています。17年8月に民主活動家の劉暁波氏が死去した後、未亡人の劉霞氏が送別式の直後から行方不明となりました。劉一家と親交があり同じく民主活動家の胡佳氏によると、劉暁波氏の葬儀後、劉霞夫人は政府の国家法案により強制的に連行され、住所不明の郊外に連れ出されたそうです。

 17年8月22日、中国の機関テレビ『CCTV』は劉霞夫人が移転先で友人と楽しく談笑している様子を放送しましたが、動画に注視すると、「次のセリフ」という声がかすかに聞こえます。おそらく友人など存在せず、劉霞夫人はテレビ局側が用意した原稿を無理やり読まされていたのでしょう。中国の民主活動家たちの話によると、撮影者は国家保安から派遣された人物だそうです。これはNEWS23で行われた指示とほぼ同様の行為です。

 民主主義国家である日本は、当然中立的なマスコミ報道が行われていると訪日前の僕は想像していたのですが、日本で暮らすようになってそれが誤りであることに気がつきました。マスコミの体質を改善し偏向的な報道を禁止することは、今後の日本の必須課題だと思います。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の33歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。新刊書籍『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)が発売中。

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