【2017年冬】インフルエンザワクチンが供給不足に?接種は1回厳守 (6/6ページ)
子ども
費用補助はなく、1回2500~5000円程度の自己負担となっています。
補助金制度への不満の声も…
特に13歳未満の子どもは大人に比べて使用する薬液量が少ないのに、大人とほぼ同額なのはやや納得いきかねる面もあります。
自費の接種費用は各病院が自由に決めており、誰に補助を出すかはインフルエンザにかかった時にどの程度生命に関わるかにもよります。
中には「子どもは補助を出さなくても親が何とかしてお金を出すだろう、高齢者は補助を出さないと接種せず、周りにウイルスを撒き散らすかもしれない」という考えもあるのかもしれません。
最後に医師から一言
インフルエンザのワクチンが少ないというニュースを聞いて、よく考えたり調べたりしないままにSNSなどで情報拡散し、不安を広げるのは慎重になるべきと考えます。
厚生労働省や製薬会社も、社会不安を煽らないよう、必要十分な数のワクチンを計画的に作成できるような体制を整えてほしいものですが、株の選定には南半球での流行状況を見極める必要もあるため、あまり早く株を決めるわけにもいかず、難しい面もあるのかもしれません。
(監修:Doctors Me 医師)