秋津壽男“どっち?”の健康学「食事制限とトレーニングはどっちがベスト?リバウンドをしないためには継続が鍵になる」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

秋津壽男“どっち?”の健康学「食事制限とトレーニングはどっちがベスト?リバウンドをしないためには継続が鍵になる」

「結果にコミットする」をコンセプトとするCMが注目を集めています。先月は松村邦洋さんが30キロのダイエットに成功。これまでにも石田えりさん、エド・はるみさん、井上公造さん、森永卓郎さん、峯岸みなみさんなど数多くの芸能人や文化人が、スッキリとしたボディを披露しています。

 医師の目から見ても短期間で結果を出すために、マンツーマンで厳しく管理、「科学的根拠」のあるトレーニング、栄養管理士による食事指導など、ダイエット法としてもよく考えられています。一人だと「もう限界だ」と早々にあきらめてしまうトレーニングも、「まだいける!」とトレーナーに励まされると、最後の力を振りしぼることができます。この「最後の力」が短期間でも続けば、ダイエット効果を発揮するわけで、こうしたトレーニングが徹底されています。

 そしてもう一つの痩せる理由にあげられるのは「高額」があります。入会金や月会費を合わせて、給料の2~3カ月分を支払うため「元を取ろう」という意識が働くわけです。

 実際、お金がかかると人間は痩せられるもので、例えば映画の役作りで20キロしぼるとなれば、高額なギャラが支払われるため役者さんは減量します。

 私の患者さんが、料金を支払う形のダイエット法にチャレンジして失敗した、とこぼしていました。聞けば、その方は代金を母親に支払ってもらったそうです。やはり、自分で支払わないと「痩せてやる」という覚悟が持てないわけです。

 さて、ダイエットの際に心配なのがリバウンドです。痩せて安心したら元に戻ってしまった、というリバウンドを防止するためには、糖質やアルコールなどの「食事制限」と「トレーニング」のどちらを継続するべきでしょう。

 食事制限の場合、1~2カ月は我慢できても1年間となると、なかなか難しいものです。年末年始や正月などつきあいの多い時期、あるいは誕生日会や同窓会、友人との食事などのたびに「挫折」しなければなりません。一度食べたら食欲が出てしまい、気づいたら元に戻っていた、では元の木阿弥です。

 ダイエット中は体重を計る楽しみから続けられますが、体脂肪を落としきると、逆に落ちにくくなります。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「食事制限とトレーニングはどっちがベスト?リバウンドをしないためには継続が鍵になる」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 10/19号“どっち?”の健康学秋津壽男トレーニングダイエットカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧