「わかったように話すのは危険」久米宏が「報ステ」古舘について初めて語った

アサジョ

「わかったように話すのは危険」久米宏が「報ステ」古舘について初めて語った

 10月16日から1週間、ラジオ業界は聴取率調査のスペシャルウィーク。その初日の「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)のゲストは、フリーアナウンサーの久米宏。著書「久米宏です。ニュースステーションはザ・ベストテンだった」のPRのために出演した。

 伊集院が「ニュースステーション」(1985年10月~2004年3月)を降りたときの心境を聞くと、久米は「ここだけの話。これまで同居人(奥さん)にしか話してない」と前振りして、「自分が辞めたら、その枠にだれか入りますよね」と後継番組「報道ステーション」について語り始めた。

「(報ステの)1日目と2日目は観なかった。肉体的にも精神的にも限界を感じていたから番組を降りたけど、3日目に観たとき、正直、辞めなきゃよかったという気持ちは少しはありましたね。もうちょっと続けてればよかったなあ。辞めるのが早すぎたかな、と」

 伊集院が「後任の人(古舘伊知郎)はどう?」と鋭く質問すると、「『報道ステーション』はどっちかというと、ニュースをわかりやすく解説しようとしていた。でも、ニュースをわかりやすく解説するのは不可能」と言い切った。

 近頃「ゴルゴ13」にハマっているという久米に対し、伊集院が「謀略、陰謀説を考えていたらヤバイ」と笑わせると、久米は「本当のことは歴史上には出てこない。ありとあらゆる情報なんて集められるわけはない」と応じ、それからまた矛先は報ステへ。

「わかりやすくニュースを伝えるということは、情報にフタをすることにもなりかねない。わかったように話すのは危険。後任者は全部かっこもうとしていた」

 久米自身は、言葉の外で「空」の部分も伝えていたという。

 久米はこれまで「報道ステーション」や古舘について語っておらず、古舘嫌いもウワサされていたが、案にたがわず言葉の端々に“古舘嫌い”を滲ませるのだった。

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