元SMAP『72時間テレビ』GLAY出演決定に”業界内がザワめく”理由とは?

デイリーニュースオンライン

Photo by Photking(写真はイメージです)
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 稲垣吾郎(43)、草彅剛(43)、香取慎吾(40)が共演する生放送『72時間ホンネテレビ』にロックバンドのGLAYが出演することが20日、Abema TVの公式Twitterで発表された。同アカウントでは「3人がSNSで失敗しないように、皆さんの大失敗も含めた体験談を語ってくださったそうです! 当日が楽しみですね!」としており、”生出演”でこそないが、予期せぬ大物の出演にファンの間でも「感動で泣きそう」「SMAPコンサートにも来たGLAYが出るのは嬉しいよー」など喜びの声が上がっている。

 だが、別の見方もある。「GLAY出演は”大手芸能事務所を敵に回した”者同士の”反逆の狼煙”ではないか」と見るのは週刊誌の芸能デスク。

「たしかにGLAYは伝説の20万人動員ライブの実績を持つ超大物ロックバンドでした。しかし、彼らは01年に音楽出版権を持つ芸能界大手プロに対して、著作権の確認を訴えた直後から、テレビやCMなどメディア露出が極端に減っていき、ライブ中心の活動形態に変わっていくことに。GLAY本人たちやファンは”干された”ことを否定していますが、その時を契機として急激な失速があったことは否めません」

 大手芸能プロと独立をめぐってモメたのはSMAPも同じ。彼らが『72時間』に出演する背景には、「大手芸能プロへの反逆」があるのではないかというのが見え隠れするという。

「飯島三智(59)マネージャーの今回の”新しい地図”の根底には裏キーワードがある。それは”あてつけ”で、ジャニーズが避けていた”IT化”や”SNS活用”を全面的に打ち出し、旗揚げ興業たる「72時間」を地上波テレビではなく、ネット動画のAbema TVでやったりする。制作発表した映画にしても、中居正広(45)や木村拓哉(44)を想起させる『クソ野郎と美しき世界』などといったタイトルをつける姿勢も過激。ジャニーズ、ひいては旧態依然としたテレビメディアや大手芸能プロに、その新手法を当てこすっているように見えます。GLAY出演は旧勢力への反逆ののろし。彼らの出演を聞いて『なるほど』と膝を打った芸能関係者も多いはずです」

 今のところ『72時間』に出演を決めているのは、市川海老蔵(39)、堀江貴文(44)、亀田興毅(30)ら芸能界の忖度から外れた人間ばかり。香取らと親しい関根勤(64)とキャイ〜ンも出演するが、吉本興業やバーニング系ら大手プロのタレントはまだ誰も参加を決定していないのが気になるところだ。

 大手プロ不参加のまま、番組を成立させられれば、稲垣、草彅、香取の3人は文字通り芸能界の「新しい地図」を描くことになるかもしれない。『72時間』のキャスティングは今後も要注目である。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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