【世界の街角】ブルガリアの古都ヴェリコ・タルノヴォの伝統が息づく職人街「サモヴォドスカ・チャルシャ」を歩く (1/3ページ)
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ブルガリア人にも人気の観光地、ブルガリアの古都ヴェリコ・タルノヴォ。1187年から1393年にかけて第2次ブルガリア帝国の都が置かれ、バルカン半島の文化の中心地として繁栄しました。
周囲を蛇行するヤントラ川と豊かな森に囲まれ、崖の上に古い民家が連なるヴェリコ・タルノヴォは、ぶらぶら歩きが楽しい町。なかでも見逃せないスポットのひとつが、ステファン・スタンボロフ通りの北側に広がる職人街「サモヴォドスカ・チャルシャ」です。
「チャルシャ」とは「市場」の意味で、ここには古くから営む陶器や金銀細工、革製品、絵画などの小さな店が軒を連ねています。
石畳の道の両側に伝統的な建物が並ぶ光景は趣たっぷり。まるで昔にタイムスリップしたかのような、旧市街のなかでもひときわ絵になる町並みです。
職人街だけあって、なにげない風景もアーティスティック。
アンティークショップなどもあり、歩いているだけで楽しい通りです。
多くの店が工房を兼ねていて、ヴェリコ・タルノヴォの伝統を受け継いできた職人たちが制作にあたる姿を見ることができます。
第2次ブルガリア帝国時代から伝わるスグラッフィート陶器の工房。