香取慎吾に強力すぎる援軍?安倍首相とのコラボに隠された”芸能界へのメッセージ”
元SMAP・香取慎吾(40)が10月30日、開催中の企画展『日本財団 ミュージアム・オブ・トゥギャザー』で、安倍晋三首相(63)を迎え、自身のアート作品の解説を行い、首相から賛辞と激励のことばを受けた。
「まさかの安倍首相登場でもはやジャニーズやテレビメディアも退所3人組の邪魔は出来なくなりました」と断言するのは女性週刊誌記者。
「これまでジャニーズは有形無形の圧力で、3人の前に立ちはだかってきました。しかし、その威光が及ぶのは芸能界とテレビ業界のみ。そこでカレンの飯島社長はそれ以外の全方位でコネクションを拡大して、ジャニーズ包囲網の突破を試んでいた。これまで表立ったものだけでも歌舞伎界の市川海老蔵(39)、IT業界からサイバーエージェントの藤田晋社長(44)や実業家の堀江貴文(45)、スポーツ界からは亀田興毅(30)ら芸能界の影響外の強力な援軍を集めている。その極めつけが政界からの援軍・安倍首相だったのです」
安倍首相が「新しい地図」の香取にお墨付きを与えた前には下手な妨害はできないというわけか。同記者は「ジャニーズとの関係を忖度して、3人の出演を様子見していたテレビスタッフの多くがカレン側に転ぶだろう」と予想する。だが、なぜ香取の前に安倍首相が現れることになったのか。
その裏には、新しい地図:カレン側をサポートする協力な人脈が隠されていた。
■最強のNAKAMA・安倍晋三が香取アート展に来た理由とは?
「今回のアート展は、大物フィクサー笹川陽平氏が会長をつとめる日本財団が企画しています。同財団は2020年を見据えて、SMAPをパラリンピック応援サポーターに起用してプロジェクトを進行していたが、解散のために白紙撤回させられ、ジャニーズとの縁は切れたと目されていた。しかし、笹川家の御曹司で元フジテレビプロデューサー笹川正平氏が香取を高く評価しており、香取は応援サポーター辞任後も同団体とともに地道にアートによる障害者支援を続けていたようです。陽平氏は8月にも安倍首相に加え、麻生太郎(77)、森喜朗(80)、小泉純一郎(75)という4人の首相経験者を山梨県鳴沢村の別荘に招いて夕食会を開くほど影響力を持つ大物中の大物。安倍首相が企画展を訪れたのも、そうした”笹川人脈”だと見られている。芸能界どころが敵う相手ではないということです」(同記者)
同団体はオリンピック・パラリンピックの開催にも関係が非常に深く、「オリンピックをジャニーズでプロモートしたい」という夢を持つジャニー喜多川会長も、もはやカレンを無下に扱うことは出来ないという。
ここで思い出されるのは、10月24日発売の『女性自身』の「SMAPでは末っ子だった香取が新しい地図では『僕が引っ張る』とリーダーシップを発揮している」という記事である。香取はなぜそこまで自信満々に元SMAP退所組を引っ張る自信があったのか、ということだ。
多忙を極める一国の首相の予定が一朝一夕に決まるわけではないことを考慮すれば、首相とのツーショットは香取の尽力があったことは想像に難くない。SMAPの末っ子が、最強のNAKAMAを得て、頼もしいリーダーに成長を遂げようとしている。
- 文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
- ※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。