めちゃイケ、番組内で終了発表もフジ局内が悲鳴「後釜番組の企画が集まらない」

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めちゃイケ、番組内で終了を発表も関係者が悲鳴「後釜番組の企画が集まらない」
めちゃイケ、番組内で終了を発表も関係者が悲鳴「後釜番組の企画が集まらない」

 人気バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が、4日の番組放送内で番組終了を発表し、1996年スタートした21年余に続いた歴史に終止符を打つことになった。

『めちゃイケ』を牽引してきたナインティナインの岡村隆史(47)は番組内で、片岡飛鳥プロデューサーから来年春の終了を告げられ、数秒間絶句。「(ドッキリではなくて)リアルなやつですか? えー、マジに終わるということですよね。ビックリしてますけど……」と動揺を隠さなかった。

 ここ数年は視聴率の大不振に加えて「番組内容がつまらない」といった意見が噴出し、改編期が近づくたびに打ち切り情報が浮上してきた。また今年から新社長に宮内正喜氏(73)が就任し、「タイムテーブルを白紙にする」と発言したことによって、さらに終了説が加速していた。

「そうした憶測が一気に広がったのが3日朝でした。フジテレビの二大看板番組『めちゃイケ』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』が来年3月で終了すると複数のスポーツ紙が報じた。しかし、テレビ業界の慣例として長寿番組が終了する時は、長年にわたり番組を支えたタレントや芸能事務所、スタッフに失礼がないよう局サイドから順序立てて説明が入るのが筋。フジテレビが正式発表していないことから、一部では打ち切りに否定的な声も上がっていました」(番組制作関係者)

 業界内で根強かった『めちゃイケ』は終わらないという声。その理由として上げられたのがフジテレビの内部事情だったという。同局の関係者がため息混じりに嘆く。

「フジとしては『笑っていいとも!』終了後、後釜となった『バイキング』が長らく苦戦していたことで、ご長寿番組の終了に対してのアレルギー反応が残っていた。局全体の風向きを変えるため、断腸の思いで『いいとも』を打ち切ったはずなのに数字的には改善どころか、さらに低迷したワケで。現在でも局内から『終わらせるべきではなかった』という意見がたびたび出てきます。また、それと同時に、『めちゃイケ』を打ち切りにしたところで、あの枠で放送させるに足る番組企画が何ひとつ存在していないのも問題です。打ち切り寸前でも、後釜番組が用意できないため消化試合として放送されているバラエティ番組はどの局にも複数存在している。今のフジテレビにはそんな企画が集まるような求心力は全くありません」

 ついに歴史の幕を閉じることになった『めちゃイケ』はフジテレビのバラエティー番組を象徴する存在でもあった。肝いり番組もことごとく早期打ち切りとなり、時間帯最低視聴率を連発するフジテレビだけに後釜番組への不安は隠しきれないようだ。 

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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