旅行者の味方「Uber」がインドネシアで利用できなくなった!? (1/2ページ)
Uberを使う日本人旅行者が増えてきたように思えます。
日本では、Uberというサービスはあまり知られていません。これはオンライン配車アプリですが、世界では「究極の白タク」として非難を浴びているという側面もあります。ドライバーはオンライン登録の一般人、すなわち陸運営業免許を持っていない人たちだからです。
日本におけるUberは、規制が強固なため既存のハイヤー企業と提携するに留まっています。そこへ日本交通の川鍋一朗会長が数万単位の車両を導入した配車アプリサービスを展開したため、Uberは完全に影の薄い存在となってしまいました。
ですが国外では、「既存タクシーVS配車アプリ」の激闘が続いています。これが、我々外国人旅行者にも大きな影響を及ぼしているのです。
・世界では大人気のUber
悪質なタクシーに法外な料金を請求された、という経験は多くの旅行者にあるはずです。
とくに空港はそうした白タクの巣窟で、値段を聞かずに乗ってしまったら「後の祭り」。こうしたことが頻発していたからこそ、Uberのような明瞭会計のオンラインサービスが人気を集めたということもあります。
とにかく、Uberは非常に便利です。出発地と目的地を予め設定することで、どんなローカルな場所にも正確に移動することができます。新興国のタクシーは今もカーナビが付いていないという場合が多いのですが、ドライバーのスマホがカーナビの代わりになります。
そして何より、安い。既存タクシーすべてがボッタクリのように思えるほどの低料金です。
こうして書くと、Uberはまさに文明の利器のようにも思えます。
・一部地域で乗り入れ禁止措置
しかし、そのUberが旅先で突然利用できなくなったら?
そうしたことが、インドネシアで発生しています。