ディーン・フジオカ「主演ドラマは“棒”でも脇役なら名演」の謎

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ディーン・フジオカ「主演ドラマは“棒”でも脇役なら名演」の謎

 ディーン・フジオカが民放連続ドラマで初の主演を務める「今からあなたを脅迫します」(日本テレビ系)の視聴率が、10月29日放送の第2話で5.7%に急落。15日の初回放送も8.0%とイマイチの数字だったが、この失速ぶりには制作陣も頭を抱えていそうだ。

「ディーンには演技が上手いという評価が多かったのですが、本作については『(共演の)武井咲のほうが名女優に見える』といった批判が寄せられるなど、その演技力に疑問符が付けられています。15年度下期に朝ドラ『あさが来た』(NHK)の五代友厚役で高い評価を受けていたのがまるでウソのよう。『今から~』の脅迫屋役にはコミカルな要素も求められますが、ディーンの演技はコミカルというより滑稽な場面が目立ち、演技の引き出しが少ないのではと感じさせますね」(テレビ誌のライター)

 主演俳優としては物足りなさを露呈したディーンだが、脇を務める映画では「さすがの存在感!」と変わらず高い評価だという。

「東京国際映画祭の特別招待作品として10月25日に上映された『鋼の錬金術師』では、マスタング大佐役を務めるディーンに対して、その演技やたたずまいを絶賛する声が多数あがっていました。彼の役は野心家で狡猾ながら情に厚いというもの。朝ドラで演じた五代にも通じるところがあり、どうやらこの手の重厚な役だと良さが引き立つようです」(前出・テレビ誌ライター)

 つまり俳優としてのディーンは、実力はありながら演技の幅が狭く、役によって評価がころころ変わるというのが現状のようだ。見方を変えれば「今から~」では、フジオカに合った役を用意できなかったと言えるかもしれない。果たして彼が限定された役の殻を破る日はいつ来るのか。

(白根麻子)

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