湖畔に佇む南ドイツの美しい町バート・ヴァルトゼーを歩こう (1/3ページ)
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美しい街並みが多いことでも知られる南ドイツ。ローテンブルクやニュルンベルクなどは日本人の間でも特に有名ですが、それらはほんの一部。数多くある美しい街並みの多くは、日本ではまだほぼ無名に近いのです。
今回ご紹介するのは、そんな日本ではほとんど知られていない美しい町のひとつであるバート・ヴァルトゼー(Bad Waldsee)。湖の湖畔に佇む、静かで美しい町です。
バート・ヴァルトゼーがあるのは、世界一高い大聖堂があるウルムとボーデン湖とのほぼ真ん中。この辺り一帯は「オーバーシュヴァーベン地方」と呼ばれている地域になります。
町は「オーバーシュヴァーベン・バロック街道」という観光街道にも属しており、旧市街ではバロック建築の教会や、またゴシック建築の建物が目を引きます。観光客もほとんどなく静かで落ち着いた雰囲気が漂う中、のんびりと町歩きが楽しめます。
この町でまず目に飛び込んでくるのが、2つの塔を持つペーター教会。晴れている日は白い壁が眩しいほどです。
教会の壁に貼られている貝殻の彫刻は、ここが巡礼路であることを示しています。巡礼路と言えばフランスからスペインにある「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」を目指すものが有名ですが、実はドイツにもこのような巡礼路が張り巡らされているのです。
教会内部はとても広く奥行きがあります。筆者が訪れた際は他の訪問者がいなく、静寂と荘厳さが教会の中を満たしていました。