嵐・二宮和也『ラストレシピ』が惨敗スタート…辛口レビューが続々
嵐・二宮和也(34)主演、関西ジャニーズJr.西畑大吾出演の映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』が、11月3日に封切られた。同作は、“麒麟の舌”と呼ばれる絶対味覚を持つ料理人・佐々木充(二宮)が、1930年代に宮廷料理人であった山形直太朗(西島秀俊)が完成させた伝説のレシピを、現代で復活させるという物語。時空を越えてつながる2人の料理人に焦点を当てた、壮大な作品となっている。
6日には、興行通信社より4日~5日の「全国映画動員ランキング」が発表されたのだが、『ラストレシピ』は土日2日間の動員で10万7000人、興収1億3800万円を記録し、初登場第3位という結果に。第1位はマーベル・コミックのマイティ・ソーを主人公にしたSFアクションの第3作『マイティ・ソー バトルロイヤル』、第2位にはホラー小説作家・スティーヴン・キングの人気作を実写化した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』がランクインしている。なお、『ラストレシピ』は『IT/イット』よりも100館以上多いスクリーンで上映されていたが、興行は一歩及ばない結果となっている。
嵐メンバーの中でも特に俳優業での活躍が続く二宮だが、2015年に公開された『母と暮せば』以来約2年ぶりの主演映画は、非常に厳しい滑り出しを切ることに。メンバーの大野智主演で今年7月1日に封切られた『忍びの国』が、初週土日2日間の動員40万4500人、興収4億8500万円という結果を残していることを考えると、『ラストレシピ』の動員がかなり伸び悩んでいることがわかる。『忍びの国』は累計興行収入20億円を超える大ヒットとなったが、『ラストレシピ』は今後どこまで数字を伸ばしていくか注目が集まりそうだ。
しかし、映画レビューサイトを覗いてみると、『ラストレシピ』をすでに観賞した映画ファンからは「映画化には無理があったのでは。全体的に締りがない」「感情移入しにくい。もっと料理人の世界がわかるように表現しないと……」という厳しい意見も。また、「主演・西島秀俊で観る方が物語として秀悦だった。見た目も演技もいつも一緒な二宮くんでは物足りない」「西島さんは素晴らしかったのに、二宮さんの感情表現が軽かった。残念な印象」など、二宮の演技への不満を指摘する声も少なくない。
18年には、木村拓哉主演の映画『検察側の罪人』に出演予定の二宮。同作では、『ラストレシピ』を上回る結果に期待したいものだ。
- 文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。
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