星野源「元SMAPに勇気もらった」発言に反響続々…”踏み絵”で明暗分けた芸能人
星野源(36)が11月7日放送の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の冒頭で、元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV)に触れ、「森さんの登場にはホントに感動」「非常に勇気とか元気をいただきました!」とエールを送った。
アミューズ所属で『72時間』に出演しなかった星野の発言に、SNSメディアでは「ありがとう。3人が評価されて報われた」「忖度しない態度がカッコいい」「ジャニーズの生田斗真(33)とも親友なのに男気ある」「出演しなくとも、コメントは出来る。要は勇気の問題」と絶賛が飛び交っている。その裏には、芸能界で『72時間』がなかったことにされているという。
「結局、放送終了から結局ワイドショーではいくつかの在阪局が取り上げただけ。女性誌や週刊誌、ネットメディアが、これだけ放送後の総括をしてるのに不自然すぎでしょう。香取や草彅と共演した時は親しげに近づいていた芸能人たちも軒並み、手の平返し。Twitterを持っているのに触れることすらせず、『72時間見ました?』とリプされても、気付かないフリをする有名人が何人も報告されてます」(週刊誌記者)
■忖度の「踏み絵」をふんだ「いいヤツ」芸能人は?
出演しなかったものの、放送前後で『72時間』に触れている有名人はごくわずかだという。
「まずは芸能界のド真ん中にいるケイダッシュ所属の高橋克典(52)が『吾郎ちゃん、剛ぽん、慎吾ちゃん達始め、皆さん、たのしんでいただけたでしょうか』とブログでコメント。ゼロ出演で叩かれた吉本興業では、品川祐(45)が『出演したいなあ』と宣言したほか、ウーマンラッシュアワー・村本大輔(36)が6日にTwitterで「事務所抜けてもグループ抜けてもスターはスター」とつぶやいて、炎上芸人2人がほんの少しだけ株を上げました」(同上記者)
他には、SMAPと交流の深かった糸井重里(68)は「こんなふつうにうれしそうに話してる姿は、やっぱりいいもんだなぁ。ついつい、『どうしていままでできなかったんだろう?』って思ってしまう」と”革命”を評価した。放送前だが、ホリプロ所属の三村マサカズ(50)も『凄いね。三人。稲垣。草剪。香取。パワーあるな。スマホが熱いよ』と正直なコメントを残している。
「潜在数が百万人ともいわれる元SMAPファンは、芸能界ルールにとらわれなかった面々と、手の平返しでガン無視した芸能人を克明に記憶し続けるでしょう。また稲垣、草彅、香取の3人も今回の件で、敵・味方をハッキリ認識できたのではないでしょうか」(同上記者)
テレビからネットへの、メディアの地殻変動によって可視化した「忖度」なる芸能界のルール。浮かび上がった芸能人の本性が、視聴者の見方を変えたかもしれない。
- 文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
- ※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。