綾瀬はるか『奥様は〜』視聴率が大幅ダウン12.9%で離脱者続出のワケ

デイリーニュースオンライン

Photo by Nicolas Alejandro Street Photography(写真はイメージです)
Photo by Nicolas Alejandro Street Photography(写真はイメージです)

 女優の綾瀬はるか(32)が主演を務める『奥様は、取り扱い注意』(日テレ系)。パターン化している展開や綾瀬のアクションが「頭を使わずに見れるからいい!」「アクションがかっこいい!」「スカッとする」と好評だったが、11月6日の平均視聴率は12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と前週に比べ1.6ポイントも大幅ダウン。一体何があったというのだろうか。

 その原因は、今回の「殺人擁護」にあるといって間違いないだろう。第3話では、またもや菜美(綾瀬はるか)達が通う習い事(フラワーアレンジメント)で知り合った同じ地域に住む主婦が問題を起こすのだが、今回はこれまでとは一転して殺人が起こるというダークな展開に。

 地域の慣習だという新しく引っ越してきた住民のインタビューを受けるため(地域の広報誌にのせるため)に冴月の自宅を訪れた菜美は、玄関先で冴月の友人である靖子(芦名星)と千尋(原田佳奈)に会う。「渋滞にはまって帰りが遅くなるから家に入っていて」という連絡を受けた靖子たちに促されるまま、玄関先に隠されていた“合い鍵”を使って冴月宅に入るのだが、そこには、冴月(酒井美紀)の夫・達郎(竹財輝之助)の遺体が横たわっていた。

 第一発見者となった菜美は、現場の状況や靖子たちの反応から冴月を含む3人の犯行だと確信。靖子と千尋を呼び出して尋問したり、千尋の自宅に侵入して証拠品を持ち帰ったりと探偵さながらの活躍により、3人は菜美の前で殺人の自白をするのだった。

 ただ、問題はここから。実際に手を下した靖子と千尋が15年前に達郎からレイプ被害にあっており、それが殺害の動機になったと分かったら、これまで警察に自首することをすすめていたにも関わらず「自分は告発しない」と態度を急変。その理由として「私も女だったのだ」とナレーションで語っていたのが、この展開に疑問を感じた視聴者が続出。

 あくまでも女性側はレイプ被害者として描かれていたが、実際は殺人を起こした犯罪者に変わりはない。被害にあった女性は何年たってもその痛みが消えることがなく、性犯罪が絶対に許されるべきものではないというのは当然だが、だとして「殺人が許されるか?」と言えば答えはNO。しかし、菜美が、社会的制裁も無しに殺人犯を擁護する言動をみせたことで、「胸糞悪い展開」「もっとほかにやり方があったのでは?」「全然スッキリしない」と今回の展開にモヤッと感じた人がかなりいたようだ。

 しかも同作品においては、菜美が悪い奴をアクションでスカッとやっつけるというところが見どころだったはずなのに、今回はそのアクションシーンもなし。そのため「今まで一番つまらなかった」という意見も多く、途中で離脱してしまった人もかなりいた様子。そのうえ、前週のエンディングで次の展開に含みをもたせていた「菜美・優里(広末涼子)・京子(本田翼)の3人の友情崩壊」や「玉山鉄二が絡んだ悪の組織」に関する展開も一切なかったことで肩透かしをくらった人も多くいたことだろう。

 今回のダークな展開は今後に繋がる序章になっているのだろうか?このままでは周囲に菜美の素性がバレるのも時間の問題。そして、勇輝(西島秀俊)が警察官と同級生だったということをわざわざお茶の間に知らしめたのも何か裏があるとしか思えない。やはり、最終的には菜美と勇輝の殺し合いに発展してしまうのか…。一時的に視聴率はダウンしてしまったのものの、まだまだ見逃せない展開が待っていそうだ。

文・吉本あや

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