画家ゴッホも発症していた?視界が黄色に見える「黄視症」とは (1/4ページ)
自分の視界が黄色に見えてしまう「黄視症」という症状があります。
普段、日常の中で自分が見ている色が、他人も全く同じ色に見えているのか分からないのもあり、気付かないうちに色覚異常になっている可能性もあります。
かの有名な画家のゴッホが、黄色を好んだのも「黄視症」が原因だったのでは?という説もあるそうです。
今回は、「黄視症」の原因、リスク、治療法などを医師に解説していただきました。
黄視症(おうししょう)とは
色が黄色っぽく見える、黄色いフィルター越しに見ているような感じがする状態です。
黄色以外にも、赤っぽく見える赤視症、青っぽく見える青視症、緑っぽく見える緑視症などがあります。これらを合わせて色視症と呼びます。
色がおかしいというと、いわゆる色弱・色盲を思い浮かべますが、こういった生まれつきの色覚異常では、色の見え方が変化することはなく、自分の色の見え方が他人と異なっていると自覚することはありません。
後天的に色の見え方が変わった場合、光を受け取る眼球か、情報を処理する脳か、いずれかの問題を考えられます。