座間9遺体事件 現代社会が生み出した殺人鬼「平成の大久保清」(1) (2/2ページ)

週刊実話

15秒ほどで意識が吹っ飛びます》《はっきり言って(死ぬのは)苦しいです。でもロフトに縄をかけ、睡眠薬を飲んで、首を吊れば楽です》などと言葉巧みに安心感を引き出す一方、あくまで白石容疑者の部屋での“首吊り”に誘い込むことにこだわっていたのです」(全国紙社会部記者)

 白石容疑者は座間市内に生まれ、小中高校時代をすごしている。実家は事件現場となったアパートからわずか2.5キロほど離れた戸建てで、両親、妹の4人家族で育った。
 中学校時代の同級生の話。
 「クラスでは目立ちませんでしたが、優しい感じの子でした。一度、何人かで当時流行っていた首を絞め合ってどこまで我慢できるかを競う“失神ゲーム”をやったことがあるんですが、彼だけ本当に失神してしまったことを覚えています。そんなバカ真面目なところもある子でしたよ」

 高校入学後も雰囲気は変わることなく、穏やかな性格だったようだが、変化が見られ始めたのは3年生の頃だったという。
 「急に『自殺未遂をしたんだ』と告白してきたことがあったんです。確かに、この頃の彼の家では、妹さんが東京都内の学校に進学すると同時に、母親も一緒に家を出て行き、別居状態になったと聞いている。そんなことから、ずいぶんと暗い表情をすることが多くなったように思います」(同)

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