この冬おすすめの暖房代節約のコツ! 暖房をつけなくてもポカポカに過ごすには?

学生の窓口

この冬おすすめの暖房代節約のコツ

「そろそろ暖房つけないと」なんて思い始めれば、冬は間もなく訪れます。しかし学生のみなさんにとっては、暖房によって電気代が高くなるのは悩みの種かもしれません。どうにかして暖房代を節約したいと思う人も多いはず。普段からできる工夫を重ね、暖房代の節約に努めるのも一つの手段です。そこで、今回はぜひ取り入れてほしい暖房代の節約テクを5つご紹介します。まずはすぐ取り組めそうなものから、1つずつ実践して節約していきましょう。


■暖房代節約のコツ:エアコンを掃除する

暖房代節約のコツ:エアコンを掃除する

エアコンの暖房機能がどうやって室温を調整しているか、その仕組みはご存知ですか? 実際には「部屋の空気を吸い込む→空気の温度を変える→温度の変わった空気を吐き出す」の3つのステップを経ています。

しかし、部屋の空気がどんなにきれいにしていたとしても、目に見えないホコリやカビをすべてなくすことはできません。エアコンはそんな空気でも吸い込み、フィルターで空気中のホコリやカビを吸い込んできれいにしています。

つまり、フィルターには食い止めたホコリやカビがどんどん溜まっていくということ。フィルターが汚れていると、カビが生えたり水濡れを起こしたり、空気をきれいにするために余計な電力を使ってしまうのです。暖房の節約のためには、ぜひフィルターの掃除は欠かさないようにしてください。ここで、簡単にできる掃除機とシャワーを使ったフィルターの掃除方法をご紹介しておきます。

<用意するもの>

・掃除機
・タオル
・新聞紙
・ブラシ
・必要に応じて踏み台など

<手順>

1)エアコンのカバーを開ける
踏み台などを使って足場を作ってください。足場が安定したら、その上に立ってエアコンのカバーを開けましょう。

2)掃除機でフィルターのホコリを吸い取る
フィルターをエアコンから外さないで、そのまま掃除機を当てましょう。仮にフィルターを外してから掃除機をかけるとなると、ほこりが散らばってしまいますので気をつけてください。

3)フィルターをエアコンから外して掃除機をかける:
一度掃除機をかけたら、フィルターをエアコンから外しましょう。ゆっくり引っ張れば外れます。外したところで、さらに掃除機をかけて、取り切れていないホコリを取りましょう。

4)フィルターを水洗いする
お風呂場等にフィルターを持っていき、シャワーをかけましょう。フィルターの裏面からかけると、効率よく汚れが取れます。

5)フィルターを乾かす
水洗いが終わったら、フィルターを陰干ししてください。タオルで水をふき取り、新聞紙の上に並べて乾かしましょう。水気が残っている状態でエアコンに戻すとカビが生えてしまうので、しっかり乾いたかを確認します。

■暖房の使い方を考える

フィルターの掃除以外にも、エアコンの使い方を工夫することで暖房費を節約できます。

<暖房費を節約できる使い方 設定温度は20度を基本に>

暖房としてエアコンを使う場合、設定温度が高ければ高いほど、消費電力もかさむため、暖房代が高くなってしまいます。人によって、心地よいと感じられる室温は違いますが、明らかに「暑い」と感じる温度ではなく、「これくらいなら大丈夫だな」と思える温度で設定しましょう。なお、環境省は節電の一環として、暖房としてエアコンを使う場合の推奨設定温度を20度としています。まずは20度で運転してみて、それでも寒いと感じたら、設定温度を上げてみるといいでしょう。

<暖房費を節約できる使い方 少しの外出ならつけっぱなしにする選択肢も>

エアコンを動かす際、一番消費電力が高くなるのが、起動時と言われています。つまり、エアコンをつけたり消したりしていると、何度も起動させなくてはいけなくなるため、電気を消費してしまい、暖房代もかさんでしまいます。学校やアルバイトなど、家を何時間も空けてしまう場合は別ですが、ちょっとした買い物程度の外出(30分から1時間程度)なら、あえてエアコンを消さないで出かけてみるのも選択肢の一つでしょう。

■暖房代節約のコツ:部屋を暖める工夫をする

暖房代節約のコツ:部屋を暖める工夫をする

なにも、エアコンを強くかけるだけが暖房ではありません。効率よく部屋を暖める方法も取り入れておきましょう。簡単に取り組める方法をご紹介します。

<断熱性の高いカーテンを使う>

部屋のカーテンを断熱性が高いものに変えるだけでも室温は高く保てます。なぜなら暖かい空気が逃げず、冷たい空気も部屋に入ってこないからです。カーテンを購入する際は、お店の方に質問して、断熱性の高いものを選ぶといいでしょう。また、カーテンの使い方にもポイントがあります。

晴れた日の日中に家にいる場合は、カーテンを開けて暖かい日光をしっかり取り入れましょう。その後、日が落ちる前にカーテンを閉め、暖かい空気を逃がさないようにしてください。

<サーキュレーターを使う>

暖房としてエアコンを使っている場合、暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまります。そこで、サーキュレーターを使い、空気を循環させると部屋が効率よく温まります。暖房の場合、天井にサーキュレーターで風を送り、空気を循環させましょう。

<窓にエアーキャップを貼る>

先ほど紹介したカーテンの効果と同じで、窓にエアーキャップを貼ると断熱効果があります。エアーキャップとはいわゆる緩衝材として荷物の隙間に入っている「プチプチ」のことです。突起部分の中の空気は、水分が発生しなければ凍らないため、部屋を暖かく保て、また結露も発生しないのも大きなメリットです。

実際にエアーキャップを張る際は、窓の大きさに合わせて切ったものを貼っていきましょう。この際のポイントとして、窓に直接両面テープを張ってしまうと後ではがすときに大変になります。そこで、「養生テープ(マスキングテープ)」と呼ばれる、はがしやすいテープを先に貼って、その上に両面テープを貼りましょう。こうすれば、最後は養生テープをはがせば片づけられるので、作業がぐっと楽になります。

<こたつ・電気カーペット・湯たんぽを使う>

部屋全体を暖めるのではなく、自分がいるところだけを局地的に暖めるだけでも、寒さは感じにくくなります。こたつや電気カーペット、湯たんぽを利用しましょう。

ただし、局地的に暖めるという性質があるため、低温やけどの原因にもなります。低温やけどをしやすい体質の人は、特に注意してください。また、こたつや電気カーペットの場合、寝る前に必ず電源を落としたかチェックしましょう。


■暖房代節約のコツ:服装を工夫する

暖房代節約のコツ:服装を工夫する

服装を工夫して寒さを感じにくくするのも、暖房代節約につながります。次のポイントに気を付けてみましょう。

<首、手首、足首を冷やさない>

首、手首、足首には、太い血管(動脈)が通っているため、この3つの場所を冷やすと体全体の血行が悪くなり、冷えを感じてしまいます。首にタオルを巻いたり、レッグウォーマーを使ったりなどして、なるべく冷やさないようにしましょう。また、効率よく体を温めたいときは、いわゆる「足湯」がおすすめ。足湯をする際のポイントをまとめました。

・足のくるぶしからふくらはぎの下までつかるように、バケツ等にお湯を用意する。
・お湯の温度は40~42度程度にし、冷めてきたら足し湯をする。
・15~30分ほどして体が温まったら、足をタオルで拭いて、靴下等を履く。

<上手に重ね着をする>

寒いと感じたら重ね着をするのも有効な手段です。しかし、無計画に重ね着をしても、ただ着ぶくれするだけで効果は薄いかもしれません。できれば、高機能インナーや薄手のダウンベストなど、「1枚でだいぶ温かさを感じられる」アイテムを取り入れましょう。

また外から室内に入った場合、急激な温度の変化により汗をかくこともあります。そして汗をかいた場合は、そのままにせずに着替えると体が冷えにくくなります。

■食事を工夫する

先ほどの服装の話とも関連しますが、食べるものを工夫することで、体の血行がよくなり、冷えを感じにくくなります。自炊をする際にぜひ取り入れてほしいテクニックをご紹介しましょう。

<アリシンが含まれる食材を食べる>

ニンニク、ネギなど、香りの強い野菜には、アリシンという成分が含まれています。これは、硫黄化合物の一種ですが、血流の改善や疲労回復にとても役立つ成分です。血行がよくなれば、やはり寒さは感じにくくなるので、積極的に食生活に取り入れましょう。ただし、ニンニクはにおいの問題がつきまとうので、時と場所を考えて食べるのをおすすめします。

<ショウガを食べる>

体を温めてくれる食材としては、ショウガも外せません。ショウガの辛味成分であるジンゲロールやショウガロールには、体を温めてくれる効果があります。すりおろしたものを紅茶に入れるなど、簡単に取り入れられるのもポイントが高いでしょう。

<鍋物を食べる>

栄養バランスが崩れると血行も悪くなり、寒さに対しても耐性が弱まります。そのため、栄養バランスを意識した食事をするのも、寒さを感じにくくし、暖房代を節約するためには有効なのです。この点からすると、冬に鍋物を食べるのはやはり理にかなっているでしょう。

野菜も肉も魚も、様々な食材を一度に食べられるうえに、簡単なのでぜひ食生活に取り入れてみてください。一人暮らしの人は、具材を持ち寄って鍋パーティーをするのもおすすめです。自分だけで様々な食材を買いそろえようとすると負担になってしまいますが、友達と協力すればそれほど負担にならないでしょう。

■どうしても寒いときは我慢しない

ここまで、暖房代の節約に役立つテクニックをご紹介してきました。しかし、どうしても寒いときにまで暖房をつけないで頑張ろうとするのはあまりよくありません。まずは、「自分が寒いと感じている原因は何か」を冷静に探りましょう。体調を崩しているのが原因なら、部屋をある程度暖かくして休息をとるのが一番大事です。

暖房の節約方法についてご紹介しましたがいかがでしたか? 暖房代に限ったことではありませんが、節約は無理のない範囲でやるのが、続けるために必要な要素になります。我慢しすぎはかえってよくない、という点を心にとどめておいてください。楽しんでできる工夫を重ね、暖房代を節約しながら上手に冬を乗り切りましょう!

執筆:西池 笹子(ナレッジ・リンクス)

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