ジャニーズの帰宅仲間「チーム総武線」はダイヤの原石だらけだった

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ジャニーズの帰宅仲間「チーム総武線」はダイヤの原石だらけだった

 空前のジャニーズJr.ブームが起こった90年代、彼らのダンスレッスン場はおもに六本木だった。レッスン終了後、一緒に帰っていたのが嵐の二宮和也と相葉雅紀、KAT-TUNの亀梨和也、風間俊介、山下智久だ。この5人には共通点があったからだ。アイドル事情に詳しい芸能ジャーナリストは言う。

「実家住まいだった彼らは、総武線沿線に住んでいたんです。嵐になって“にのあい”と呼ばれているようになった当時、ニノは快速が停車する駅、相葉は各駅停車しか停まらない駅に住んでいました。2人だけでラーメンを食べて帰ったり、相葉のために二宮が鈍行電車に付き合ったり、とにかくイイ話が多いです」

 そんな相葉がかわいがっていたは、2歳年下の山下。総武線内で、優しさあふれる行動を見せていた。

「山Pが降車する駅が近づいてくると、相葉は携帯電話で山Pのお母さんに電話をかけて『もうすぐ着きますから』と連絡を入れてあげていたんです。そもそもJr.には、先輩が後輩と行動をともにして、先輩のバックダンサーとして地方に行った際は、手をつないで事故を防ぐという決まり事があるんです。特に山Pは、入所時から美男子で注目されていた子。相葉くんが守っていたのもわかる気がします」(前出・芸能ジャーナリスト)

 そんな山下が、歌手デビュー前の亀梨と組んだ期間限定デュオ・修二と彰は、デビュー曲の「青春アミーゴ」がいきなりミリオンヒット。今年、およそ12年ぶりに亀と山Pとなって復活して、「背中越しのチャンス」をリリースすると、オリコン週間ランキングでトップに輝いている。いっぽう、役者の道に進んだ風間は、出演中の連ドラ「陸王」(TBS系)が好調な滑り出し。「チーム総武線」には、ダイヤの原石が詰まっていたのだ。

(北村ともこ)

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