ディズニー労災認定「人手不足」で休園という未来がくる!? (1/2ページ)

まいじつ

(C)Shutterstock
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千葉県浦安市の東京ディズニーランド(TDL)で、キャラクターの着ぐるみを着てパレードなどに出演していた契約社員の女性に対して、船橋労働基準監督署が労災を認定していたことが分かった。

女性は首の動きが制限された状態で、重さ10キロ近くある着ぐるみを着て、1回45分のパレード中に両手をずっと顔より上に上げているように指示されていたという。過重労働による労災が認められるケースは珍しく、TDLを運営するオリエンタルランドに非難が集まっている。

「『TDLで働きたい!』と憧れを持っている人は多いのですが、実は毎年それ以上に多くのキャストが辞めているのが現実です。そもそも、キャストの8割が準社員扱いの雇用形態で、給料は時給計算で最低1000円から。もっとも高い時給1450円は、“ナースキャスト”と呼ばれる怪我や病気の人を介護する職種です。どちらも人手不足のいま世の中では取り立てて高給というわけではなく、コンビニバイト並みと言ってもいいでしょう。『いざ、夢の国で働くぞ!』と意気込んで働き始めたのはいいものの、あまりのブラックぶりに現実に引き戻される人があとを絶ちません」(元TDLキャスト)

正規雇用と非正規雇用に大きな格差

オリエンタルランドの社員の平均年収は41.5歳で653万円。ある程度の年齢になると1000万円以上の年収を得ることも可能で、学生たちのあいだでは人気の就職先となっている。しかし、入社するには高倍率の試験を突破しなければならず、かなりの難関だ。

一方、準社員で働く人たちは比較的簡単に職に就くことができるが、年収は200万円程度で、この仕事だけで生計を立てるには少々心もとない。

「接客などの、客に対するサービスの教育は徹底しているのですが、いかんせん次々と人が辞めていくので、徹底できていないのが現実です。最近では客に対して暴言を吐く人や、ぶつかって転ばせてしまいトラブルになることも多いようです。

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