「監獄のお姫さま」小ネタ満載のテコ入れも空回り

まいじつ

「監獄のお姫さま」小ネタ満載のテコ入れも空回り

視聴率で苦戦をしている連続ドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)は、小泉今日子の演じる馬場カヨが中心となり、江戸川しのぶ(夏帆)の冤罪を囚人仲間とともに晴らしていく物語だ。終盤に向けて何とか視聴率が上向くきっかけをつかみたい第6話が11月21日に放送されたが、視聴率は7.9%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)と前週の8.0%より下がってしまった。

「当初、脚本担当の宮藤宮九郎氏と小泉今日子の主演ということで、『あまちゃん』(NHK)のテイストが連想させていました。しかし、刑務所という“非日常”が裏目に出てしまっている感じです。コミカルで小ネタも満載の楽しいドラマなのですが、SNSで《時間軸が分かりにくい》という批判が2話目あたりから囁かれていました。豪華な出演女優陣が上手に役をこなしているので、空回りしている印象が強いです」(テレビ雑誌編集者)

「小ネタ」に沸くSNSがきっかけになる?

菅野美穂、満島ひかり、坂井真紀、森下愛子ら有名女優たちが大勢出演しているだけに、男性俳優のテコ入れが急務だったのだろうか。第6話ではキーマンとして、カヨの事件を裁いた検事の長谷川信彦(塚本高史)を登場させるなどしていた。

「塚本は、すっとぼけているが人情に満ちた検事役を淡々とこなしています。小泉の演じるカヨに惚れている役で、検事のくせに惚れた女には弱いという体質の男を見事に演じていました」(テレビ雑誌ライター)

この放送回は、歌手の前川清が、カヨたちの収監されている刑務所内での慰問コンサートに本人役で登場。ドラマのなかとはいえ、小泉今日子と前川清のデュエットも実現した。

そのためSNSでは、《監獄のお姫様、前川清は前川清として出てるのかw》、《あまちゃんは橋幸夫、監獄のお姫さまは前川清!》、《まさか前川清と小泉今日子で『愛のさざなみ』とは!》など視聴者からは反響が寄せられた。

クドカンらしい“小ネタ”を全開させれば、視聴率上昇のきっかけになるかもしれない。

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