日本ハム 清宮幸太郎の“かませ犬”となる残留した中田翔 (1/2ページ)

週刊実話

 FA権行使は諦めた。中田翔(28)は日本ハムで朽ち果てるしかなくなった。「次」にあの清宮幸太郎(18)が控えているから…。

 11月14日、札幌市の日ハム球団事務所は慌ただしかった。立て続けに会見が行われ、まずピッチャーの増井浩俊がFA権を行使すると表明した。先発を務めた昨季は10勝、抑えに再転向した今季は27セーブを上げ通算110セーブを通達。プロ2年目以降、救援なら常に50試合以上を投げてきた。そのタフネス右腕が去就を語った後、トリで中田が雛壇に登場した。
 「いろんな人といろんな話をさせていただきました。最終的には家族としっかり話をして、こういう結果になりました」

 日ハム残留を決断。というか、獲得に名乗りを挙げる球団がないことを知ったからだろう。
 「阪神は一塁か外野で大砲タイプの助っ人を補強します。でも、候補リストに入っていた有望選手は次々と移籍先を見つけ、3億円以上をふっかけてくる者もいて…。だからこそ中田を諦めきれず、動向を注視していた。FA補強するということは、中田に限らず、在籍チームよりも高い年俸を出すということ。ただ、『未知の助っ人に3億円を出すよりは中田』の声もありましたが、『今の中田に2億円以上の価値があるか?』と言われたら、誰も反論はできません」(球界関係者)

 今季は打率2割1分6厘、16本塁打、67打点と低迷した。阪神が尻込みした理由は、さらに2つ。得点圏打率が1割9分5厘で、'17年の年俸が「2億8000万円・Aランク」ということだ。獲得しても、金銭補償を要求されたとき、80%の2億2400万円が必要となり、人的補償でも、「選手1人+50%の1億4000万円」の出費が必要となる。さらにFA選手への“メンツ”が加算されて、複数年契約を提示してやらなければならない。最低の2年を提示しても、6億円というところか。
 「シーズン後半、中田は『福良さんトコもええかも』と口走ったそうです。オリックスの福良淳一監督は元日ハムコーチです」(同)

 この「福良さんトコ」発言が本当なら、FA交渉解禁となった同16日、本人は赤っ恥をかくことになる。
 「オリックスが阪神からFA宣言した大和を狙っていたのは報道の通り。同時に、水面下では増井との交渉も始めていました。

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