「先に生まれただけの僕」あの名教師ドラマのような展開に
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『嵐』の櫻井翔が主演する連続ドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の11月25日に放送された第7話は、高校2年生の女子生徒が「卒業したら結婚する。進学はしない」と言い出すストーリーだった。
女子生徒の決意は固く、12歳年上の男性との結婚を真剣に考えているようだったが、櫻井の演じる鳴海涼介校長は結婚が間違っていると感じていた。
「鳴海校長と、蒼井優が演じる担任教師がいろいろな言葉で女子生徒の説得を試みるのですが、この展開にはSNSでも賛否両論が渦巻いていました。《教師がでしゃばり過ぎ》、《子供の好きにさせた方がいい。結婚は権利だ》、《親や世間がもう高校生になった女子に口を出すべきではない》といった賛成意見と、一方《大学に行ってから結婚しても遅くないだろ》、《急ぎ過ぎなんだよ、まずは学生は学問》などの反対意見があり、幅広く議論されていました」(テレビ雑誌編集者)
「伝説のドラマ」を彷彿とさせる展開
そんななか、プロのシナリオライターのひとりは、次ような感想を持ったという。
「『3年B組金八先生』で、同級生同士が妊娠をきっかけとして結婚したいと言い出す場面を思い出させる内容でした。結婚へ一直線に向かう生徒をどうやって説得するのかにドラマの力点が置かれていて、“どう生きるか”を考えさせられるいい放送回だったと思います」
今後は、櫻井と蒼井、そして櫻井の恋人役である多部未華子との“三角関係”の行方も視聴者に気にさせながら、先生と生徒の内面をしっかり描く柱の部分も疎かにせずに進んでいくと思われる。第7回までの全話通じての平均視聴率は8.8%と厳しい状況が続いているが、ストーリーの根幹がちゃんとしていれば、これ以上の落ち込みはなさそうだ。
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Graphs / PIXTA(ピクスタ)