ワセダ、大学選手権初戦の相手は東海大! 早明戦は29-19で紫紺が笑う。 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

大観衆の中で激しく体をぶつけあった早明戦。(撮影/松本かおり)

 2万2154人のファンで埋め尽くされた秩父宮ラグビー場。スタンドの小旗は紫紺がやや優勢だったか。

 12月3日におこなわれた関東大学対抗戦の早明戦。好天、大観衆という最高の条件の中でおこなわれた好ゲームは、互いに力を出し合った。ファイナルスコアは29-19。明大が勝った。

 試合はキックオフ直後、赤黒のジャージーがボールを大きく動かし続け、明大陣に攻め込んだ。しかし先制は明大。5分、CTB梶村祐介が17フェーズ重ねた相手攻撃をインターセプトで寸断。約75メートルを走り切った。SO堀米航平のコンバージョンも決まり、7-0とした。

 その5分後、早大もターンオーバーから攻め、相手の反則を誘う。PK→ラインアウト→モールからHO宮里侑樹がインゴールに飛び込んだ。SH齋藤直人がコンバージョンを決めて7-7の同点。スタンドは沸いた。

 しかし29分、ふたたび紫紺の個人技が輝きを放つ。キックを受けて攻めると、FL井上遼が力強く前進。ブレイクダウンを制すと、SH福田健太がサイドアタックで抜け、ラストパスを受けたNO8朝長駿がインゴールに飛び込んだ。SO堀米がコンバージョンを決め、14-7と明大がリードして前半は終わった。

 後半は、キックカウンターから10フェーズのアタックを重ねた早大がトライを奪う展開で始まるも(6分、FB桑山聖生/12-14と2点差に迫る)、中盤を紫紺が支配した。

 13分、明大はハーフウェイライン付近のラインアウトからBKでムーヴを仕掛け、CTB鶴田馨が防御ラインをブレイク。WTB山村知也がインゴール左スミに飛び込んで19-12とリードを広げた。

 そして後半22分だった。早大ゴールライン前のスクラムからNO8の位置に入っていた坂和樹がサイドを攻めた後、SH福田も続く。背番号9がインゴールに駆け込んだ(SO堀米のコンバージョンも決まり26-12)。16分過ぎのラインアウトから29フェイズを重ね、敵陣深くまで攻め入った後のとどめだった。

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