フジテレビ、とんねるず打ち切り否定直後に”3月終了発表”のドタバタ内乱劇

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フジテレビ、とんねるず打ち切り否定直後に”3月終了発表”のドタバタ内乱劇(写真はイメージです)
フジテレビ、とんねるず打ち切り否定直後に”3月終了発表”のドタバタ内乱劇(写真はイメージです)

 フジテレビの看板バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』が来年3月で終了することが7日、正式発表された。この日の放送中にとんねるずの2人から伝えられた。

 7日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』で石橋貴明(56)は石田弘エグゼグティブプロデューサーに扮したキャラで、木梨憲武(55)は港浩一元プロデューサーに扮したキャラで登場し、「番組が終わっちゃう。本当におかげでした」と発表した。同局は今月1日の定例社長会見で、一部で報じられた同番組の打ち切りについて、完全否定したばかりだった。この突然のドタバタ劇には同局の様々な思惑が影響しているという。

「1日に行われたフジテレビの定例社長会見で、宮内正喜社長と同席した石原隆編成統括局長は、終了が噂された『みなおか』について、『事実ではございません。仮の話ですので現時点では何も決まっていません』と継続を匂わせる発言をしたばかりだった。しかし、これは石橋貴明と昵懇の日枝久元会長率いるフジ上層部の独断による先走り発言で、現場で働くスタッフからは非難轟々の大ブーイングだった。実際に『みなおか』は視聴率も17年は軒並み6〜10%以下、裏番組や食わず嫌いのゲスト次第で4.8%(6月8日)という回さえあり、スポンサー離れに歯止めがかからなかったとも。とくに”継続発言”への営業からの反発は大きく、7日の終了発表まで舞台裏では熾烈な綱引きが行なわれていました」(スポーツ紙記者)

 当初は上層部の発言で”番組継続”が優勢だった『みなおか』だったが、そんな折、局内を揺るがす一報が流れた。一部メディアの報道でフジテレビの大幅な赤字転落が明らかになったのだ。

「フジテレビは長らく視聴率の低迷が続き、広告収入を大きく減らした結果、2017年4~9月期決算では民放キー局でフジテレビだけが営業赤字に転落してしまいました。フジテレビの売り上げは前年同期より166億円(11.8%減)と大幅に落ち込み、営業損益は8億3600万円の赤字(前年同期は23億500万円の黒字)、最終損益は5億2200万円の赤字(同16億4700万円の黒字)に大きく沈んでいます。こうした赤字を垂れ流す体質にスポンサー筋からも一斉に不満の声が上がり、巨大な不良債権でもある『みなおか』を継続することが難しくなったというのが実情です」(前出・記者)

『みなおか』は1997年6月から放送がスタート。1989年には最高視聴率29.3%を記録するなどフジテレビの看板として同局を牽引してきたが、ついに30年の歴史に終止符を打つ。とんねるずへのリストラ通告でフジテレビは大きな転換期を迎えている。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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