ワタの目にも涙。専大、3年ぶり1部復帰! 拓大は立正大と引き分けて残留。 (1/3ページ)

ラグビーリパブリック

専大は前半に5トライを奪い主導権を握った。(撮影/松本かおり)

 4チームすべてが立派だった。

 12月9日、関東大学リーグ戦の1部-2部の入替戦が熊谷ラグビー場Bでおこなわれた。第1試合の拓大(1部7位)×立正大(2部2位)は40-40の引き分けも、規定により上位の拓大が1部残留。第2試合の関東学大(1部8位)×専大(2部1位)は43-38で専大が勝ち、2018年度シーズンは3年ぶりに1部で戦うことが決まった。

 2試合ともラストプレーまで勝利の行方が分からぬ大熱戦。笑ったのは2チームだけも、全チームに大きな拍手がおくられた。

 地元での試合に仲間の声援も大きかった立正大は、第1試合で素晴らしい立ち上がりを見せた。

 先制点は前半2分。WTBアライアサ・ローランド・ファアウィラのラインブレイクからWTB永野将也がインゴールに駆け込んだ。その3分後にはターンオーバーからCTB齋研次郞が飛び込む。CTB木村直登のビッグタックルもあり、グリーンのジャージーは勢いづいた。僅かな時間のうちに12-0とリードした。

 しかしハーフタイムを迎えたときは19-19。拓大は先手をとられても慌てず、FWの優位性を生かして3トライを奪う。立正大もモールから加点し、互いに持ち味を出し合った。

 後半に入って先に力を出したのは拓大だった。

 9分、WTB林謙太の好走から敵陣深くに攻め込んだ後、スクラムからFWでインゴールにボールを運ぶと、14分にはPK→ラインアウト後の攻めからトライを追加する。33-19と差を広げた。

 29分に立正大にトライを許したが、33分、またもPK→ラインアウト→モールで攻略するとスコアは40-26。残り時間を考えても拓大が勝利に接近したように思われたが…攻める意思で統一されたオレンジのジャージーは諦めることなく反撃に出た。

 36分、立正大はラインアウト後のモールからトライを奪い、差を縮めると、7点差の39分には全員が走りまくり、フェーズを重ねてWTB濵副慧悟が右中間に飛び込む。SO今泉仁のコンバージョンも成功。ついに同点に追いついた。

 さらに続いた激戦。

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