パナソニック11連勝で白組1位通過確定 6連勝の東芝4強入りへ望みつなぐ (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

相手(リコー、ヤマハ)を考えればハードな試合となるだろうが、(ホワイトカンファレンス1位が確定していようが)扉を開けたところに足を踏み入れられるようなことはしない。そんなスペースを(ライバルたちに)与えたら、扉が閉まらなくなってしまうから」とコメントし、優勝争いを見据えている。

 東芝は大阪・キンチョウスタジアムでクボタに38-22で競り勝った。

 前半17分にクボタが反則の繰り返しで1人少なくなり、数的有利となった東芝は直後、スクラムで押してボールを動かし、FBコンラッド・バンワイクが先制した。

 しかし23分、クボタがラインアウトからモールで前進し、持ち出したSH岡田一平がインゴールに突っ込み同点。28分にはFB合谷和弘がPGを決め、逆転した。

 追う東芝は33分、17フェイズを重ね、SOスティーブン・ドナルドからオフロードパスをもらった主将のCTBリチャード・カフイが壁を破ってトライ。39分にはNO8リーチ マイケルがゲインしてSOドナルドにつなぎ、東芝が19-8とリードして前半を終えた。

 後半の立ち上がりはクボタがよく、連続攻撃をCTBシオネ・テアウパがフィニッシュして点差を詰める。

 その後、東芝はWTB宇薄岳央が危険なプレーでシンビンとなり14人で戦う時間帯があったが、劣勢とはならず、フルメンバーに戻ったあとの60分には、ラインアウトモールから持ち出したHO森太志が右隅に突っ込み、再び流れを呼び込んだ。

 70分、クボタはCTBテアウパの力走でゴールに迫り、素早いリサイクル後、SO立川理道からのキックパスをWTB白井竜馬がゴールに運び、コンバージョンも決まって2点差とする。

 しかし東芝は76分、相手のノータッチキックからのカウンターアタックで左へ大きくボールを動かし、FL徳永祥尭が切り込んでCTBカフイ、WTB宇薄とつなぎ、大きなトライを獲得。宇薄は79分にもハーフウェイから抜け出し次々とタックラーをかわしてゴールに持ち込み、連続トライでチームにボーナスポイントももたらした。

 クボタは4勝7敗(勝点18)となった。

 トップリーグのレギュラーシーズンは残り2節。

 12月24日に各カンファレンスの順位が決まり、それに応じて、1月6日から4つに分かれて総合順位決定トーナメント(1~4位決定トーナメント=日本選手権、5~8位、9~12位、13~16位決定トーナメント)がおこなわれる。

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