リーゼントだるまに乗っ取られる町を描く、ちょっとシュールな絵本「だるまだ!」が面白い (2/3ページ)

Japaaan

そして「だるま」として飾られるだけでなく、ボクシングのグローブにされたり、犬のオモチャにされたり、屋根の瓦にされるなど、本来の用途とは違った使われ方もするようになっていきました。

そうやってだるまが町を占領したある日、今度は空からパラシュートを付けた「白い何か」が飛んできます。

何とそれは、小判を抱えた招き猫の大群。

この町は、今度は大量の「招き猫」に占領されてしまうのでしょうか?その答えはまだ誰にも分からないという、意味深なラストシーンでお話は幕を降ろします。

この絵本の作者は?

この絵本の作者は、岐阜県生まれの絵本作家・イラストレーターの高畠 那生(たかばたけ なお)さん。

本作の他にも『ぼく・わたし』『カッパのあいさつ』『さるかにがっせん』など多数の絵本を世に送り出し、『カエルのおでかけ』では第19回日本絵本賞を受賞しています。

『だるまだ!』で町を占領しただるまと、ラストで空から降って来た招き猫のその後が描かれた続編『まねきねこだ!』は、2017年7月に刊行されていますので、こちらも必見ですね。

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