Amazon制作「トップ・ギア」後継番組が大好評

まいじつ

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インターネット動画配信サービス『Amazonプライムビデオ』で人気の自動車バラエティー番組『グランド・ツアー』のシーズン2が、約1年の期間を経て12月8日から公開され、車好きを歓喜させている。

『グランド・ツアー』は、イギリスの放送局BBCで爆発的な人気を誇った自動車番組『トップ・ギア』のいわば後継番組ともいえる作品。トップ・ギアは、名物司会者だったジェレミー・クラークソンがプロデューサーを殴ったことにより番組を降板し、番組の人気も下火になっていた。その後、ジェイミーら3人の司会者がAmazonと契約し、プライム向けの新番組として復活していたのだ。

「トップ・ギアでは、ジェットエンジンを搭載した改造車を爆走させたり、プリウスを『忌々しいエコボックス』とこき下ろし、機関銃で蜂の巣にするなど、その過激な内容が視聴者に好評でした。しかしその一方で、ジェレミーの度重なる舌禍騒動が問題となっていて、ついには暴力事件をきっかけにBBCから追放されてしまったのです。そこに目をつけたのがAmazonでした。旧司会者3人と多くの制作陣をそのまま引き抜き、3シーズンで制作費200億円以上の予算をかけて復活させたのです。ファンに取っては待ちに待った作品が、Amazonというスポンサーの意向に左右されない独自配信番組として復活したことで、一時はお祭り騒ぎになったほどです」(自動車雑誌編集者)

地上波テレビ番組との予算規模の違い

シーズン2では早速、ランボルギーニのアヴェンタドールSとホンダのNSX、クロアチア製のEVスーパーカーのリマック・コンセプト・ワンが登場。スイスの山岳地帯を舞台にヒルクライムレースをするなど、高級スーパーカーが疾走する姿に視聴者から多くの反響があった。さらにはゲストとして、あの『ナイトライダー』のマイケル役でナイト2000を駆ったデヴィッド・ハッセルホフも登場するなど、ファンにはたまらない内容だ。

「日本の自動車番組では、車を箱根で走らせてインプレッションするといった内容がメインですが、グランド・ツアーは世界中を旅しながら冒険をしたり、レースをしたりとバラエティー要素が盛りだくさんです。近年は若者の“自動車離れ”が取り沙汰されていますが、車に興味のない人が見ても十分楽しめる内容だと思います。また中高年世代には、幼少期のスーパーカーブームを思い出させるような、普段お目にかかれない高級車を見るだけでもたまらないでしょう」(同・編集者)

いまやAmazonなど独自でインターネット動画配信をする会社は、高額の予算をかけて素晴らしい番組を次々と制作している。地上波のマンネリ化した低予算バラエティー番組に飽きてしまった人には、ぜひおすすめしたい。

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