松本人志の首相会食に異議あり?猛批判を高速撤回した茂木健一郎に非難轟々

デイリーニュースオンライン

Photo by konstantin.tilikin(写真はイメージです)
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 脳科学者・茂木健一郎氏(55)がまたもやダウンタウン・松本人志(54)を遠回しに批判するも、注目が集まるや即座に撤回して、ネット上で「ヘタレ過ぎ」「すぐ引っ込めるなら言うな」と猛批判を浴びている。

「今回、茂木は17日放送の『Cygames THE MANZAI 2017 プレミアマスターズ』(フジテレビ系)でウーマンラッシュアワーが原発問題や沖縄基地問題に触れ、村本大輔(42)がカメラを見据えて『国民の意識の低さ』『お前たちのことだ』と言ったことを絶賛した上、『時の首相と食事をしてよろこんでいるようなお笑い芸人や、コメンテーターは、別にいてもいいけど、文化にはあまり貢献しないと思う。そういう人たちは、忖度のエンジェルに過ぎないから。それは、公共の電波でやるコメディではありません』と、15日に安倍晋三首相(63)と会食した松本と東野幸治(50)を批判したんです」(週刊誌記者)

 その後、ネット上で注目が集まったが、茂木は「このツイートについては、反省も謝罪もするつもりはありません」と豪語していた。だが、批判が飛び交い始めると即座に「ぼくのツイートは、松本人志さんや、古市憲寿さんを批判しているわけではありません。むしろ、エールです」と言い訳を始めたのだ。

 さすがに、この変わり身の早さにはSNS上でも批判が殺到。「安倍さんが嫌いなだけ」「暴言からの〜、超・高速土下座キター」「イモ引くならやめとけ」「自分の脳の欠陥を研究してればいい」と呆れかえるコメントが溢れかえった。

■反権力なのに権力に弱い?松本への逆恨み説も

 茂木は以前にもTwitterで「日本のお笑い芸人は上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に 批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」(2月25日)「日本の『お笑い芸人』のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に『終わっている』」(3月1日)と批判している。

 しかし、その後、爆笑問題・太田光(52)には「あんなもの(政治風刺)は簡単なんですよ」「日本のお笑いの方がよっぽど多様性がある」と返され、有吉弘行(43)には「お笑いを批評するのに『オワコン』という言葉を使っているのがダサ過ぎ」と笑われている。さらに松本には、3月19日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で「全然腹立たない。茂木さんが全然面白くないから。笑いのセンスが全くないからこの人に言われても『刺さらねぇぜー』って感じ。ムカっともこない」と一蹴された。

 茂木は即座に「すみません。番組スタッフのみなさま、お疲れ様でした。あと、ドキュメンタル拝見します」と謝罪しており、その際にも「怒られたら即撤回。なさけない」「反権力のくせに権力に弱すぎ」とSNS上で散々叩かれている。今回の発言は、松本への「逆恨み」ではないかとの声もあがっていた。

 とにかく茂木はお笑いは反権力でなければならないと考えているようである。だが、茂木が意識しているであろう、かのモンティ・パイソンは「政治風刺はもちろん、ユダヤやゲイなどマイノリティをネタにしていたことも忘れてはならない」というのは、ある演芸雑誌の編集者だ。

「茂木氏が卑怯なのは、政治風刺が足りないと叫ぶ一方で、表現の自由については触れないことです。モンティ・パイソンのように人種差別ネタ、性差別ネタが日本ででるでしょうか。おそらく韓国・朝鮮人や同性愛などマイノリティをネタにしたり、巨大権力でも朝日新聞やNHKを批判するネタをやれば烈火の如く『ヘイトだ』と茂木氏のような連中が怒り出すでしょう。また、いまだに茂木の脱税をイジってくるTwitter民に目くじらをたてて怒る茂木に、社会派ネタを推奨する資格はありません」

 もしウーマン村本が朝日新聞の偏向報道を批判するネタをやっていたら、茂木は賞賛をしていたのか。結局、茂木はお笑いに風刺を求めているのではなく、自分の都合のいい方向へのポジトークを期待しているだけではないだろうか。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)
※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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