『カイジ』実写版参加者の「クズっぷり」に話題沸騰

まいじつ

(C)Shutterstock
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「ざわっ…、ざわっ…」という表現で有名な、福本伸行氏の漫画『カイジ』シリーズが、TBSで実写バラエティー番組『人生逆転バトル カイジ』として12月28日に放送される。

カイジシリーズは、借金に追われる主人公の伊藤開示(カイジ)が、人生一発逆転のためにさまざまなギャンブルに挑み、大金をゲットしようとするストーリー。今回のバラエティー番組は、漫画同様に借金生活で首の回らない一般人の視聴者12名が登場。ノーリスクのゲームに挑み、賞金200万円を巡ってバトルを繰り広げる。

公式サイト(http://www.tbs.co.jp/kaiji2017/)には、12名の参加者の借金額やプロフィールが掲載されているが、“若年性ホームレス”、“クズ界の巨匠”、“借キング・ザ・8億”などの強烈なキャッチコピーが並び、早くも話題となっている。

「カイジのテレビ化ということで、より原作に則った設定にしているのでしょうが、それにしては賞金が200万円と低額で、一部では『これじゃ一発逆転なんかできないだろ!』との批判も出ています。また、出場者の“クズ”っぷりを強調したいのか、サイトにはいかにもダメな風貌の写真が掲載されており、その悪趣味ぶりも問題になっています。バラエティー番組ですから、『気軽に楽しんでください』というスタンスでしょうが、人の借金や不幸を題材に賞金を餌にして競わせるというのですから、不快に思う人もいることでしょう」(芸能記者)

また、“ノーリスク”とうたいながらも、実際の参加者は顔や生い立ち、借金額などが明らかにされており、優勝賞金200万円ではあとから逆に大きなリスクを抱えるのではないか、という指摘もある。

いまの時代は名前や顔からすぐにその人のプロフィルや過去が検索されてしまう。番組に登場する人たちが、どこまで“自らを晒すリスク”を許容しているかは分からないが、賞金を得るというメリットよりも、結果的にデメリットの方が大きくなってしまう可能性は少なからずあるだろう。

地上波放送の可能性を感じさせる番組だが…

「過去に放送されていた『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円』や『しあわせ家族計画』など、一般人参加型バラエティーのヒット作は数多くありますが、どれも頑張ってチャレンジした結果として賞金を得られるというシステムで、その結果、幸せに繋がるというパターンでした。同じような企画は通りにくいため、今回はあえて“変化球”を投げてきたのでしょう。このような企画が通るということは、まだまだ地上波テレビの可能性を感じさせますが、果たして世論的にはどうなるか…」(テレビ雑誌編集者)

“人の不幸は蜜の味”というが、後味の悪さだけは残してほしくないものだ。

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