安室奈美恵「紅白歌合戦」高視聴率が及ぼす今後への影響

まいじつ

画/彩賀ゆう
画/彩賀ゆう

2017年の大みそかに放送された『第68回NHK紅白歌合戦』の歌手別視聴率が明らかになった。関東地区の瞬間最高視聴率は特別枠で出演した安室奈美恵が『Hero』を熱唱中の48.4%で、前年の44.8%を3.6ポイント上回った。関西地区の最高も同曲の時間帯に記録した49.7%だった。第1部(19時15分から21時まで)の瞬間最高視聴率は、ハーフタイムショーでブルゾンちえみがネタを披露している最中の39.2%だった。

「今年9月に引退する安室がテレビ番組の生放送で歌ったのは、2010年7月30日のテレビ朝日『ミュージックステーション』以来です。紅白の出場は2003年以来14年ぶりでした」(テレビ雑誌編集者)

過去から現在、そして未来をイメージした真っ白なセットで、安室が2016年のNHKリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック中継のテーマソング『Hero』を歌い始めると、40%前後だった視聴率が一気にはね上がり、曲中盤の23時18分に48.4%を記録した。そして歌唱後、涙を浮かべたシーンも高い数字をキープした。

「当初、持ち時間20分で複数曲を噂されていましたが、実際には1曲のみの披露でした。これは安室の作戦勝ちでしょう。この紅白の演出がきっかけで、発売中のベストアルバム『Finally』の売れ行きが“加速”しています。在庫問い合せの電話も年明けからひっきりなしにかかってきているようです」(芸能関係者)

引退ライブの中継もNHKか

引退ライブツアーへ向け、グッズやポスターの生産など“ビジネス”にも一層の効果が見込めそうだという。

「安室の引退関連での収益は300億円ともいわれています。もしかすると引退してしばらく1年くらいアルバムが売れ続ける可能性もありますし、安室はそうした意味で輝き続けるのです」(同・関係者)

安室の引退記念コンサートの中継権を巡っては、いまだに複数のキー局が争っているという。いまのところ紅白歌合戦に出た経緯から考えて、NHKが優位となっている模様だ。

「NHKは安室が引退をアナウンスした次の日から紅白歌合戦出演の交渉に入っています。そのため、ほかの民放局とは温度差が大分あります。安室の引退コンサートは間違いなくNHKがフルサイズで中継することになるでしょう」(同・関係者)

安室が紅白歌合戦で高視聴率を記録したことにより、この中継の放映権料も青天井式で高額になっていくことが予想される。

「一説には、4億円とも5億円ともいわれています。交渉次第で3億円程度に下がることになるかもしれませんが、安室側と運営チームとしては、値段は下げるわけにはいかないでしょう」(同・関係者)

紅白歌合戦の成功が安室にもたらしたものは大きいようだ。

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