ビートたけしの名言集「誰がカツラか判定するゲームやりてー」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

ビートたけしの名言集「誰がカツラか判定するゲームやりてー」

 1月初旬、20時すぎ。某テレビ局の楽屋前にて、今年初めて殿にお会いするため、到着を待っていました。待つこと30分。時間どおりに、上はカシミアのグレーのセーター、下はデニムというカジュアルないでたちで、やや猫背がちにデニムの前ポケットに両手を入れ、ガニ股シルエットで現れた殿に、早々、「殿、明けましておめでとうございます。今年も──」と、決まりきったご挨拶をぶつけると、殿はこちらが言い終わらないうち、食いぎみに、

「ライブのネタだけどよ、スクリーンにサラリーマンの写真とか、飲み屋のオヤジとか、あと、○○○さん(カツラ装着疑惑タレント)とか、○○○さん(カツラ乗せてる疑惑タレント)の写真をジャンジャン出してよ、誰がカツラかどうか判定するゲームやりてーんだよな」

 と、今年初めてお会いして、わずか1秒で、目前の1月15日に迫った「ビートたけし“ほぼ”単独ライブ」での、大変バカバカしいゲーム案を放り込んできたのです。

 しかし、2018年一発目の師匠との会話が“カツラ絡み”とは‥‥。

 で、その後も殿はやたらテンションが高く、

「だったらアレだな。客を舞台に上げてよ、赤白の旗持たせて、スクリーンにジャンジャン、カツラ臭いサラリーマンとか、○○さんとか、○○○さんの写真をダーッと出して、カツラだったら赤旗上げて、違ったら白旗上げる、カツラ判定ゲームにしちまうか!」

 と、まさかの「お客様参加型カツラゲーム」案を、実にうれしそうに、ニヤニヤしながら、さらに放り込んできたのです。

 その後も、“ゾーン”に入ってしまった殿は、ここで書くのもはばかれるほど“大変毒っ気の強い”過激なゲーム案を一つ提案してきたのです。が、“いくらライブとはいえ、さすがにそれは無理!”と判断したため、聞こえないふりをして、あまりリアクションを取らず、やんわりとスルーいたしました。はい。

 とにかく、この日の殿は、正月休み明けで休養が十分だったのか、やたらめったら元気であり、次から次へとライブでやりたいネタを出しまくるのです。

「あれだな。

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