嵐・二宮和也の数奇な半生「アイドルには全く興味がなかった」

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嵐・二宮和也の数奇な半生「アイドルには全く興味がなかった」

 木村拓哉との初共演映画「検察側の罪人」をこの夏に控え、今まで以上に注目を集めている二宮和也。今や誰もが認める国民的アイドルグループとなった嵐だが、二宮はジャニーズJr.として活動していたころ、辞めることばかり考えていたという。

「ニノはそもそも、アイドルに興味がなかったんです。小学生のとき、親せきから突然『写真を撮らせて』と言われて撮らせたら、中学生になったある日に電話がかかってきて、『オーディションに来てください』とジャニーズ事務所から案内された。ダンスなんて踊れないので、オーディション会場では後方で揺れていただけなのに、数日後、再び電話がかかってきた。言われた場所に行ったら、それはもう雑誌の取材だったんです。本人の意思とはまったく関係なくアイドルになりました」(エンタメ誌ライター)

 写真と履歴書を送ったのは親せきだ。オーディションの指定日は6月16日で、野球の試合と重なっていたため、断ろうとした。そこで説得にあたったのが母親だった。

「お母さんから『人に何かを見てもらうということは、なかなかないことだから』と説得されたんです。そして5000円を渡された。こうして彼は誕生日の前の日にオーディション会場に行ったんです」(前出・エンタメ誌ライター)

 入所した翌年から演技の仕事に恵まれ、映画に興味を持った。だが役者ではなくスタッフのほうに。そこから貯金を始め、渡米して映画のノウハウを学ぼうと思ったという。そんな決意をした年の夏、二宮は嵐としてデビューした。ニノの人生は、先が読めないことだらけなのだ。

(北村ともこ)

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