捜査が尻すぼみになったの「リニア談合疑惑」の事件概要 (3/3ページ)

まいじつ

「バブル期までは、準大手も技術開発にかなりの投資をしていたが、その後の建設不況で、スーパーゼネコン4社と準大手とは、技術開発能力、高度な施工技術という面では相当な差が生じています。準大手に南アルプスの地下を貫通する大深度のトンネルを施工するような、高度の技術力はありません。とはいえリニア工事のなかには、一部準大手でも施工可能なものがあり、そのような工事について、スーパーゼネコン側から断念するように言われて断念した事実があったとすると、なぜ受注を断念したのかが捜査上の重要ポイントになります」(談合問題に詳しいライター)

スーパーゼネコン2社はやけに強気だ。だが、よその地検からも検事を動員して大々的に捜査を開始したリニア談合疑惑が立件できなければ、特捜部のメンツは丸つぶれ。国民からの信頼を取り戻すには、巨悪に切り込むしかないはずだ。

【画像】

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

「捜査が尻すぼみになったの「リニア談合疑惑」の事件概要」のページです。デイリーニュースオンラインは、建築業社会問題不祥事社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る