【国沢光宏の言いたい放題】大人気の軽トールワゴン!タント、スペーシア、N-BOXのどれが一番オススメ?【第20回】 (3/4ページ)
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ホンダの場合は、軽自動車乗る人も普通のクルマに乗る人も命の値段は同じということで作っているので、軽自動車だからどうこうとか軽自動車だから安く作らなきゃということはないんですよ。
牧野:つまり、軽自動車も普通車も等しく安全性を高めているということなんですね。
国沢:そうです。実際、衝突安全性の試験でも普通車と同じくらいの最高点数を取っているし、サイドカーテンエアバックも全てのグレードに着けられている。スペーシアはこの中では一番新しいモデルだけども、「サイドエアバック」というカーテンがないものは付くけど、「サイドカーテンエアバック」という頭の安全を守るものが付いてない。なぜサイドエアバックだけかというと、衝突基準が厳しくなって、サイドエアバックが付いていればクリアできるんです。カーテンエアバックはついてなくてもいいんだけど、本当の事故の時はカーテンエアバックも必要なんです。
牧野:そうですね、頭が人体で一番大事な箇所ですからね。
国沢:スズキは衝突基準をクリアできればいいということで、サイドエアバックを付けてきているけど、ホンダの場合はサイドエアバックだけじゃダメだということで、最初から「サイドカーテンエアバック」が付いているんです。
緒方:へぇ、なるほど!
国沢:タントに至っては最上級グレードにしか付けられない。
牧野:N-BOXは最低グレードでも安全性は常に保たれている、と。
国沢:オプションで付けられますね。
■安全性の面ではN-BOXが圧倒的優位国沢:自動ブレーキの性能でも圧倒的に違っていて、タントは25km/hで走っていても止まれない。一方、N-BOXは50km/h出していても止まれる。自分が気が付かなかった場合や、居眠り、気を失っていた、または見とれていた、そんな時にタントなら止まれないけど、N-BOXなら止まれる場合がある。どっちがいいですかということですね。
牧野:安全性の面から言えば圧倒的にN-BOXが優位なんですね。
国沢:圧倒的です! 他にもN-BOXは人に対してもブレーキをかけてくれるけど、タントは人を見てくれない。スペーシアはちょっといいです。