歌舞伎俳優の市川海老蔵（40）が自身のブログを更新した。海老蔵一家では5日に長女の麗禾ちゃん（6）が風邪で体調を崩し、11日まで入院していた模様。現在は退院した麗禾ちゃんだったが、海老蔵は「本当にここ１週間は病院の連絡くるたびにダメ男な私がいました、、」などと弱気だったことを明かしている。

　そんな海老蔵が同日の夜に、妻・小林麻央さん（享年34）が一年前に更新したブログとともに心境をつづった。その内容とは、昨年のバレンタインに歌手のさだまさし（65）から麻央さんの元に薔薇の花束が贈られたときのもの。麻央さんはブログで「さだまさしさんから明日素敵なバレンタインデーに、と美しい薔薇を頂きました。（中略）バレンタインデーにお花を頂くなんて 昔からの夢だったこと」と喜びの様子を明かしていた。

　このブログに海老蔵は「さだまさしさん。ありがとうございます。（中略）バレンタインに男性から花束か…わたしが麻央にしてあげられなかった事です。本当にありがとうございます。私は頭が硬いのでしょう、バレンタインはもらうものホワイトデーにお返しするものと決めてました。やめます。くだらない固定観念、つくづく常識と言うものの価値のなさを感じたりもしています」と、自身ができなかったことに感謝と後悔がある様子だった。

　海老蔵のこの告白にフォロワーからは「海老蔵さん、気付くことだけでも素晴らしい」「麻央さんのお誕生日に毎年薔薇の花束を送る海老蔵さんも素敵ですよ」「麻央さんには海老蔵さんの普段の優しさがしっかり伝わっているから大丈夫」など励ましのコメントが多く集まっていた。

　このブログの最後には「麻央の夢の一つを叶えてもらえたご恩、私は忘れません。ありがとうございます。」と綴っていた海老蔵。大切な人を亡くしたとき多くの人が後悔するもの。海老蔵も麻央さんに対し、相当な愛を与え続けていたがまだまだ後悔することがあるよう。きっと海老蔵のそういった優しさが麻央さんは嬉しかっただろう。

文。内村塩次郎