イギリス・ロンドン発、食べても罪悪感なしの自然派ヘルシー・ファスト・フード「LEON」 (1/6ページ)
ロンドンでも根強い人気のファスト・フード。グルメ・ピザやグルメ・バーガーなどの高級系ファスト・フードが次々とオープンする流れがある一方で、とどまる様子のない健康ブームや動物愛護の観点から、イギリスは自然派、ベジタリアン、ヴィーガン・レストランの宝庫でもあります。
自然派と聞くと、ちょっと味気ない印象を持つ人も多いかもしれませんが、今回お勧めする「レオン(LEON)」は、健康的な食事にさほど気を使わない人々にも人気の自然派ファスト・フード・レストランです。自然派と言っても、完全なベジタリアン・レストランではありません。
子供の頃、『たまに連れて行ってもらえるファスト・フードが大好きだった』という創業者のジョン・ヴィンセント、ヘンリー・ディンブルビー両氏。
「ファスト・フードを食べると満腹感で眠くなり、太った気分で目覚める」と感じていたジョンが、会社の同僚であった元シェフのヘンリーに出会い「ファスト・フードを健康的なものにできないのだろうか?」とアイデアを出し合い2人で起業を決意。ジョンの父親の名前にちなんで「LEON」と名づけました。
2人はシェフのアレグラ・マッケブディ氏と共に2004年、ロンドン中心部のショッピング激戦区、「カーナビー・ストリート(Carnaby Street)」にレオンの第1号店をオープンすると、瞬く間に人気を博し、半年後には日曜誌「The Observer(ザ・オブサーバー)」による「Best New Restaurant in the UK(イギリスで最高の新規オープン・レストラン)」として、月間フード・アワードに選ばれたほど。
2006年にチェーン展開を開始すると、ロンドンを中心に国内外に50以上の店舗をオープンさせるほどの成長を続け、現在は海外展開にさらなる力を入れているのだとか。