【知られざる世界の常識】なんと誕生日パーティーは主役の本人が主催!?日本と大違いのドイツの誕生日事情とは (1/3ページ)
「日本と似てる」なんていわれることもあるドイツですが、ドイツの文化や習慣を紐解いてみると、日本と似ているどころが真逆だということも少なくありません。
日本と大違いなドイツの習慣のひとつが、「誕生日」に関するもの。ドイツ在住の筆者が、意外なドイツの誕生日事情をご紹介します。
・誕生日を迎えた本人がパーティーを主催
日本の誕生日パーティーは、誕生日を迎えた人の友人や家族などが企画することが多いですが、ドイツでは逆。ドイツの誕生日パーティーはもっぱら誕生日を迎える本人が主催し、親しい人々を招待します。
日本人なら、自分の誕生日に友人がサプライズパーティーを計画してくれていたら「ありがとう、嬉しい!」と感じる人が多いと思いますが、ドイツ人は必ずしもそうではありません。
よかれと思って周囲がサプライズを計画しても、「自分の誕生日の過ごし方くらい自分で決めたい」「ほかにやりたいことがあったのに、サプライズのせいで予定が狂って誕生日が台無しになった」と感じる人もいるよう。
ドイツでは、「誕生日にパーティーをしたければ自分でするし、したくなければしない」と、本人の意思が大切なのです。
・パーティーの費用は誕生日を迎えた本人が負担
ドイツの誕生日パーティーは、自宅で開く場合もあれば、レストランなどで開く場合もありますが、いずれにしてもパーティーにかかる費用は誕生日を迎えた本人が参加者全員分を負担するのが普通です。
「自分がパーティーを開きたくて開いて、ゲストを呼んだのだから費用も負担するのが当然」という感覚なのでしょうか。親しい人への感謝を示すという意味合いもあるようです。
ドイツには日本的なの義理人情の文化はないので、ドイツ人は「以前あの人のパーティーに招いてもらったから、今度はこちらから招待しないと」といったことを考えることはあまりないよう。