ナナフシの七不思議。東京ドームぐらいの面積にしか生息していない漆黒で赤い翼、黄色い目を持つ「ブラックベルベット」
その生息域の狭さはなんと東京ドーム1個分。
2005年、ペルーとエクアドルとの国境付近、コルディジェラ・デル・コンドルで発見されたというナナフシの一種、「Peruphasma schultei」は、その漆黒のボディから、「ブラックベルベット」、もしくは「ブラック・ビューティー・スティック」と呼ばれている。
This Rare Stick Insect Is Among the Last of Its Kind
真っ黒なボディに赤い羽根、目は黄色というスタイリッシュなボディを持つブラックベルベットの生態はいまだ謎に包まれている。
夜間に活動するブラックベルベッドの体が黒いのは捕食者から逃れるためと言われており、脅かされると、頭の後部にある腺から、腐食性の強い物質を噴霧することができるという。
生息域が狭いため、常に絶滅の危機に追いやられている。だが捕獲して繁殖させる活動が行われており、絶滅の危機からは救われているという。
美しい昆虫なのでペットとして飼育している人もいて、今では卵が持ち出されて日本でも飼育している人もいるそうだ。
My Black Beauty Stick Insects