森友文書問題は朝日のカン違い?毎日が別文書に同一表現を発見スクープ

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 自民党・和田政宗参議院議員(43)が3月8日「朝日新聞さん、まさか文書を取り違えてはないとは思いますが。。。」と題する記事を自身のブログに投稿し、ネットが騒然となっている。

 問題となっているのは、朝日新聞が3月2日に報じた「森友学園めぐり財務省が公文書改ざんか」という記事。朝日はこの中で、「国会に提出された『売買契約の決裁文書の調書』と、近畿財務局に保存される原本が違うのではないか」という指摘をしている。だが、和田議員は、もしかしたら朝日新聞は別の決裁文書をみて「改ざんだ」と騒いでいるのではないかという懸念を投げかけたのだ。

 和田議員によれば、朝日新聞が指摘する違いは『文言が「要請」から「申し出」に変わっている』『「学園の提案に応じて鑑定評価を行い」「価格提示を行う」の言葉が削除されている』『貸し付けに至る経緯を説明した項目がなくなった』という点だ。だが、この朝日の指摘する3点とほぼ一致する「予定価格の決定の決裁文書」なるものが存在するというのだ。記事を紹介した和田議員のツイートには11000もの「リツイート」と12000もの「いいね」が付いた(8日22時現在)。

 そして、さらに和田氏が投稿した8日14時48分の同時刻に、毎日新聞が『森友文書 別文書に「特殊性」の表現 国会開示にはなし』という記事を配信(夕刊でも報じている)。毎日新聞もまた、朝日が指摘するのとは別の決裁文書に「本件の特殊性に鑑み」「学園に価格提示を行う」などの表現があることを発見したのである。

 8日には財務省が予算委員会で15〜16年に近畿財務局が作成した土地取引の決裁文書4種類のコピーを提出した。これに対して、自由党・森ゆうこ参議院議員(61)は「コピーばっかり見せられてもなあ 私だけでも3種類のコピー(役所が提出したもの)」を持っていると、Twitterに投稿し、原本に色々なバージョンのコピーがあることを示唆している。だが、これも「原本の別のバージョンではなく、別の決裁文書ではないか」などと、ネット上では物議を呼んでいる。

 そもそも朝日が「確認した」という改ざん前の文書を公開していれば(現物があるのなら)早々に決着がついたはず。朝日は文書の公開をしない限り、「別の文書と取り違えて改ざんとか騒いでないか」との誹りを受けても仕方ないだろう。ぜひとも記者を国会に証人喚問するなどして、さっさと空転する国会を正常化してもらいたいものである。

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