三角関係が複雑に?吉岡里帆「きみ棲み〜」盛り上がるも第9話は7.0%に微減

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きみが心に棲みついた|TBSテレビ公式サイトより
きみが心に棲みついた|TBSテレビ公式サイトより

 吉岡里帆(25)が主演を務める「きみが心に棲みついた」(TBS系)第9回が3月13日に放送され、平均視聴率7.0%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことがわかった。前回に比べて0.9%ダウンし、依然として低空飛行が続いている。

 第8話のラストでは、吉崎(桐谷健太)のもとに、星名(向井理)のマンションに入っていく今日子(吉岡里帆)の姿を撮影した動画が送られてくる。第9話で、今日子は吉崎から星名との関係を問われ、これまでの母親との確執や大学時代に星名が唯一自分を認めてくれた存在であったことを打ち明ける。吉崎は、母親と一度話をすることを薦める。

 一方、今日子の職場全体に星名のパワハラ・セクハラを訴えるメールが送られてきた。星名は否定するものの、飯田(石橋杏奈)にはめられ、セクハラの証拠となるボイスレコーダーを提出されてしまう。聞き取り調査で今日子は、新作下着の発表会で下着姿になったのは、星名の指示だったのではないかと聞かれるが、きっぱり否定する。堀田(瀬戸朝香)から今日子の発言を聞いた吉崎は「今日子は星名に依存している」と指摘し、別れを切り出した。

 セミクライマックスとなった第9話で、今日子が最終的に星名と吉崎のどちらと結ばれるのか、いよいよわからなくなってきた。
これまでの今日子に対する星名の悪行と、吉崎の優しさを比べれば、常識的に考えて吉崎一択だが、今日子と吉崎は根底の部分で分かりあえていないような気がする。

 吉崎は今日子に母親との和解を促し、一度は今日子も実家に戻るが、母親の毒親ぶりはすさまじく、和解は到底不可能だった。この辺りの問題は、幸せな家庭で育った吉崎にはわからないのである。

 根本的な性格という意味では、星名の方が間違いなく今日子に合っている。今回で家では虐待され、学校ではいじめに合っていた星名の過去が判明したが、「家庭にも学校にも居場所がない」という点では、星名と今日子は怖いくらい似ている。分かり合えるからこそ共依存に陥ってしまうのだろう。

 しかし、似ているからいって、これまで星名が今日子に行ってきた悪事は決して許されることではない。セクハラ・パワハラが明るみになり、会社を追われた星名だが、今日子はそんな星名に対してどのような行動に出るのか。また、吉崎とは本当に終わってしまうのか、最終回は必見だ。

 胸くそドラマとして数多くの視聴者をイライラさせてきた今作だが、回を進むにつれて胸くそ展開が癖になってきた。9話まで視聴率が大きく崩れなかったのは、視聴者を引き込む要素が強かったからではないかと推測される。

 最終回でどんな着地になるのか非常に気になる。どのキャラクターも性格が濃すぎるゆえに、ハッピーエンドは期待できそうにないが、今日子も吉崎も、そして星名も何かしらの救いがあるラストを期待したいものだ。

文・Harumaki

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