デーモン閣下がNHKパロディを盗作呼ばわりも「自分はKISSのパクリだろ」と批判噴出

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デーモン閣下がNHKパロディを盗作呼ばわりも「自分はKISSのパクリだろ」と批判殺到(写真はイメージです)
デーモン閣下がNHKパロディを盗作呼ばわりも「自分はKISSのパクリだろ」と批判殺到(写真はイメージです)

 ミュージシャンのデーモン閣下(公称:10万55歳)がNHKの子供用アニメの中で、自身のパロディがあったとして激怒し、「盗作」呼ばわりしていることにネット上で賛否両論の議論がまき起こっている。

 問題になったのは、2月28日放送の子供向け歴史アニメ『ねこねこ日本史』(Eテレ)の「破天荒シンガー、高杉晋作!~破天荒度MAX編~」の回。デーモン閣下は自身のブログの中で「吾輩の肖像が吾輩に何のことわりもなく使用されているようだ。『デーモン風高杉』という名だが、『風』ではなく『吾輩』そのものであり、高杉の要素はむしろ微塵も感じられない」と指摘。「デザイン上『偶然』とか『たまたま』似てしまった」ではなく、名前も含めて明らかに【吾輩の姿の無断使用】である。言い逃れ不可能!」とキッパリ断罪したのである。

 さらに、デーモン閣下の怒りは収まらず、番組スタッフを「番組制作の若僧ども」と称した上で、「天下の公共放送のスタッフだぞ。何で当たり前の『許諾確認の段取り』が踏めなかったのかね? またはどこかの官庁の役人の様に『言わなければバレない』とでも思ったのかね?」「本質はどこかの『盗作大国』と同レヴェルだ」とまで罵ったのである。

「不快」だという気持ちは理解できるが、ここまで罵倒する必要があるのだろうか。この発言を受けて、ネットSNSメディアや掲示板では賛否両論。「NHKやっちまったな。肖像権侵害だよ」「妖怪ウォッチもそうだが子供アニメはパロディ依存で楽をし過ぎてる」などデーモン閣下に同意する少数の意見に対し、「悪魔のくせに、子供番組にそこまで怒る必要ある?」「10万55歳にもなって、オトナ気なさすぎるだろ」「歌ってる曲のスケール感に比べて、器ちっさ!」などという反論が多く上がっていた。

 中でも多く上がっていた批判は「権利、権利言ってるお前こそ、KISSのパクリだろ!」というツッコミ。同氏のバンド「聖飢魔Ⅱ」のメイクはデビュー当初から「KISSに酷似している」という指摘は多くあった。

■激怒の理由は「音痴」という誹りを受けたから!?

 放送のアーカイブを確認したところ、たしかにデーモン閣下を模した高杉晋作が1分弱にわたり登場している。同番組では、豊臣秀吉を猿が演じたり、井伊直虎が虎だったりという子供向けのパロディが頻出するのだが、おそらくはアーネスト・サトウに「魔王」と呼ばれた高杉のパロディとして、悪魔的なコスチュームのデーモン閣下を登場させたものと思われる。

 ただ、デーモン閣下のいう『デーモン風高杉』というキャラ名は放送内には登場しておらず、番組の公式サイトにのみ使用されているだけだ(※現在は削除済み)。この程度のパロディになぜ怒る必要があるのだろう。

 じつは番組をよく見ると、高杉晋作(宍戸桂馬)が扮した悪魔コスプレキャラは「音痴」という設定が付けられていた。デーモン閣下といえば、知る人ぞ知る美声と歌唱力の持ち主としても知られるだけに、「音痴扱い」が許せなかったのではとの説がネット上ではまことしやかに囁かれている。

 いずれにせよ、デーモン閣下はNHK Eテレで『Eテレ0655&2355』、NHK総合で『NHKニュースおはよう日本』などの番組にも出演している。「組織としての誠実な対応を求むしかない」という主張に、NHKがどう決着をつけるのかを興味深く見守りたい。

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